【UFN286】アオリーチーラン戦前、朝倉海―02―「次世代です。ずっと現役でいられるわけではないので」
【写真】この視線は、想像以上のモノを捕えていた(C)MMAPLANET
29日(土・現地時間)、中国は上海の浦東発展銀行上海東方体育中心(プートン・ファジャン・インハン・シャンハイ・ドンファン・タイユィ・ジョンシン)で開催されるUFN286「Nurmagomedov vs Song」で、アオリーチーランと対戦する朝倉海インタビュー後編。
Text by Manabu Takashima
金原正徳をヘッドコーチに迎え入れ、確かな人間関係を築いてきたなかで、良い意味での副産物がJTTの若い選手たちの成長であった。
今回のインタビューで朝倉海は自らのマネージメント会社を創り、自身が所属ファイターであることを明かした。それだけでなく、自ら将来性を買ってスカウトした若い選手のマネージメントも始めているという。
練習仲間の成長はチームの強さ、ひいては彼を強くさせる。ばかりでなく、MMAの未来をも朝倉海は視野にいれ活動を始めていた。
<朝倉海インタビューPart.01はコチラから>
将来、絶対に伸びると思う子をスカウトしています
――これは金原さんと話をした時に、海選手を強くするためにJTTの練習で指導をしている。そうすると若い選手の中にも食らいついてくる選手、目の色が変わっている選手が出てきたと。海選手からして、そこはどのように感じていますか。
「いや、変わってきましたよ。やっぱり上を目指して強くなりたいと思っている子たちは、どんどん強くなっていますし。それこそ金原さんに教えてもらえるって、貴重な時間じゃないですか」
――ハイ。
「それを理解している選手は、この機会を絶対に逃したくないと思って質問をしているでしょうし。本当に伸びてきているなって感じますね」
――海選手として、ファンに注目してほしい「期待の選手」を挙げてもらうことは可能でしょうか。
「僕、あまり公には言ってこなかったのですが、自分でマネージメント会社もやっているんですよ。UFCと契約した時に、米国の色々な大きなマネージメント会社から声を掛けてもらったんですけど、僕の場合は直接やりとりができたので、自分がマネージメント会社を創ってそこに所属している形なんです」
――そうだったのですか。
「せっかく会社を創ったから、将来有望な子の面倒を見ようかと思って。僕が将来、絶対に伸びると思う子をスカウトしています。JTTとは別組織ですけど、練習場所は結果的にJTTになります。これまで4人スカウトしていて、その選手達でも良いですか?」
――もちろんです。MMAPLANETの読者の皆さんが、絶対に朝倉海推薦選手を注目してくれるはずですし。
「最初に高尾凌生、佐藤聖優、仁井田右楽という3人をスカウトしました。
この3人はJTTにいて、仁井田右楽はDEEPのFKTバンタム級でオール一本勝ちで優勝しています。今、プロ2戦2勝で、KOと一本勝ち。練習を見ていて『コイツ、絶対に伸びるわ』と思ってスカウトしました。
高尾凌生は元々アマチュアK-1のチャンピオンで、九州でセミナーをした時に受講していて。その時はキックボクシングをやっていたんですけど、僕の方から『MMAやりなよ』と誘いました。
そうやってMMAを始めさせると、打撃が上手いのは当然なんですけど、腰も重くて。みるみる強くなって、アマで3戦3勝で、次がプロデビュー(9月13日、DEEP133)です。メチャクチャ強いですよ。
佐藤聖優はJTTのアマチュアのクラスに出ていて。元々レスリングで国体3位です。
MMAを始めて1年ぐらいですけど、アマ3戦3勝で、メチャクチャ強いです。この子も次がプロデビューです(10月12日、DEEP HAMAMATSU IMPACT2026#02)。
もう1人は山木麻弥という選手で……」
――えっ、パンクラスで戦っている山木選手ですか。MMAPLANETでは既にインタビューをしています。
「そうなんですか。名古屋のALIVEだった子で、19歳で上京を考えていると言って出稽古に来たんですよ。で、僕とスパーリングをして『あっ、この子は伸びる』と思って。東京に出てくるならということで。
そういう選手たちに直接、生活のサポートをしているわけではないですけど、スポンサーを紹介してMMA一本で生活できるようになっています」
――自らはUFC世界バンタム級王座を目指し、既にJTT、日本を強くすることも考えていると。
「次世代ですよね。僕がずっと現役でいられるわけではないので。これからの日本を代表して戦うような選手を発掘して、サポートするのも自分の仕事だと思っています。才能があっても環境が良くなくて、埋もれてしまう子。伸びない子がいます。才能があるなら、環境を良くすれば強くなれる。そのサポートをしてあげたいと思っています」
――今日は取材時間がきてしまったので、そこはまた別取材で話を聞かせてください。
「ぜひ、お願いします。今のうちから注目して、若い子たちも特集してやってください(笑)」
これまでと違う部分での強さを今回の試合で見せられると思います
――押忍。では改めて今回のアオリーチーラン戦へ向けて、意気込みのほどをお願いします。
「前回の試合で、バンタム級で戦うことでコンディションの良さは証明できたと思います。でも、それだけじゃなくて技術力も上がって、強くなっているので。今まで見せてこなかった動きだったり、これまでと違う部分での強さを今回の試合で見せられると思います。そこに注目してください」
■視聴方法(予定)
8月29日(土・日本時間)
午後4時~UFC Fight Pass
午後3時30分~ U-NEXT
■UFN285 対戦カード
<ミドル級/5分5R>
ウスマン・ヌルマゴメドフ(ロシア)
ソン・ヤードン(中国)
<女子ストロー級/5分3R>
イェン・シャオナン(中国)
デニージ・ゴミス(ブラジル)
<バンタム級/5分3R>
アオリーチーラン(中国)
朝倉海(日本)
<ライト級/5分3R>
マルケル・メデロス(米国)
メイソン・ジョーンズ(英国)
<フライ級/5分3R>
アレックス・ペレス(米国)
スムダーチー(中国)
<ライトヘビー級/5分3R>
レヴィ・ホドリゲスJr(ブラジル)
リウ・ツォ(中国)
<フライ級/5分3R>
ビラル・ハサン(バーレーン)
ニルソン・ロハス(ペルー)
<フライ級/5分3R>
アンドレ・リマ(ブラジル)
ナムスライ・バットバヤル(モンゴル)
<フライ級/5分3R>
鶴屋怜(日本)
ケヴィン・ボルハス(ペルー)
<バンタム級/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
フランチェスコ・ヌッツィ(イタリア)
<フェザー級/5分3R>
ジャック・ジェイキンス(豪州)
ショーン・ウッドソン(米国)
<バンタム級/5分3R>
ローレンス・ルイ(ニュージーランド)
エクトル・サンチアゴ(ブラジル)
<女子ストロー級/5分3R>
シィォン・ヂィンナン(中国)
ジュリア・ポラストリ(ブラジル)
<ウェルター級/5分3R>
ティン・モン(中国)
キャム・ネルソン(カナダ)





















