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【RISE201】グンター・カルンダとLH王座防衛戦。南原健太「やっぱり南原は一味違うというものを見せる」

【写真】昨年11月以来の再起戦となる南原。貴重な日本人重量級キックボクサーとしてvs世界において期待がかかる(C)RISE

29日(土)東京都文京区の後楽園ホールで開催されるRISE201。今大会のメインイベントでRISEライトヘビー級(90キロ)王者の南原健太が初防衛戦でグンター・カルンダと対戦する。
Text by Takumi Nakamura

RISEライトヘビー級王者として、GLORYでのミドル級(85キロ)王座を目指す南原。昨年11月のRISE両国大会では、GLORYミドル級5位のフランジス・ゴマに勝利し、今年3月のRISE ELDORADO 2026では更に上位ランカーの3位セルゲイ・ブラウンとの一戦が組まれていたが、左肩の負傷により欠場を余儀なくされた。

GLORY王座への道は一旦ストップとなり、RISE王座の防衛戦からのリスタートとなる南原だが、この欠場期間にあらゆる面で自分を見つめ直すことが出来たという。試合に向けたインタビューで南原は「やっぱり南原は一味違う、日本人の中で頭一つ抜けているなというものを見せなければいけない」と語った。


自分は逆境を全てパワーに変えられると思っている

――南原選手にとっては昨年11月以来の試合が近づいてきました。今年3月に予定されていた試合を左肩関節唇損傷で欠場していましたが、どのくらいから練習を再開されたのですか。

「怪我したあとは完全に一度練習などをストップしました。怪我そのものが重症で、左は全然フック系が打てない状態だったので、回復するまでに時間がかかったんですけど、徐々に徐々にしっかりと治して、今はもう完治しましたし、思いっきり殴れるようになっています。怪我が試合に影響することは、僕の中では何一つないです」

――空手時代を通じて、ここまで時間がかかった怪我は初めてですか。

「今までの僕の格闘技人生で、ここまで(回復するまで)長い怪我はなかったですね。初めての大きな怪我でしたし、完全に一度練習をストップして、最初はリハビリと治療に専念していたので不安はありました。ただ、その間に自分自身と向き合えたというか、南原健太を俯瞰して見た時に、色んなことで感じる部分や気づくポイントが多くて。それは戦い方だけじゃなくて、南原健太としてのあり方も含めて。今すごくいい状態で格闘技が出来てますね」

――自分自身と向き合ったことでどんなことに気付いたのですか。

「ファイターとしてじゃない部分で言うと、プロとしての見せ方だったり、自分自身のあり方、メディアへの発信の仕方…僕はそこまでキャラを作っていないですけど、人前に出た時にどうやって注目を浴びるか。やっぱり売れてなんぼの職業ですし、ただ毎日練習して頑張って、自分の身の回りの人に応援に来てもらってというのは、極端な話、プロじゃないなと思うんですよ。やっぱり1人でも多く格闘技を知らない人に会場に来てもらって、もっと注目を浴びられる選手になりたいです。で、この立ち技とキックボクシング、僕はRISEがとか、どこの団体がとかじゃなく、南原健太が格闘技界・キックボクシング界でしっかり注目を浴びて、1人でも多くの人に知ってもらえたらなという思いがありますね。そういうところに気づけた感じがします」

――ファイターとしての変化はいかがでしょうか。

「メンタル状況というか、モチベーションですかね。一度怪我をして、試合を流してしまって、僕も人間なので、気持ちは落ちました。結構チャンスなところで大事な試合に穴をあけてしまい、ここで俺怪我するのか…と。ただいくら考えても状況は変わらないですし、そういう運命なんだと腑に落とすしかなくて、それよりもこれから先のことを考えた方がいいと思って、前向きに生活していきました。そのなかで今は練習もがっつりできるようになったし、モチベーションもすごく高くて。GLORYへの挑戦を目標にしつつ、今回はそこの査定試合ではないですし、僕自身が今回リングに戻ってきて、どのくらいできるんだろう?というところがテーマかなと思います。怪我明けというマイナスな部分や回りの方が心配してくれる部分もたくさんあるんですけど、それを全部覆すぞというか、僕はその逆境を全てパワーに変えられると思っているので、ど派手なKOで、みんなが興奮するような試合を見せたいと思っています」

――ABEMA格闘チャンネルの特集では岡見勇信選手が代表を務めるTEAM THUNDERで練習する様子が取り上げられていました。

「僕が総合を始めると勘違いしている人もいるんですけど(苦笑)、大型の選手がたくさんいるので、立ち技の練習として行かせてもらっています。やはり日本人の重量級は数が少ないですし、総合でも打撃が上手い選手は多いので、すごくいい練習をさせてもらってます」

ここで手こずっているようではGLORYのベルトは獲れない

――挑戦者のグンターは非常にキャラクターが立っている選手ですが、対戦相手としてどんな印象を持っていますか。

「僕は基本的に自分のことしか考えてなくて、もちろん相手のことも少しは対策するんですけど、それよりも自分の動きをどう研ぎ澄ましていくか。自分の攻撃をどう当てるかを考えて戦ってきたんですよ。でも今回は初防衛戦ということもあり、いつもより慎重になっている自分がいて、相手のことは一切舐めてないです。相手の自信の1発をもらったら倒れることだってあるだろうし、今は作戦のことはそこまで言えないですが、1番はベルトを防衛すること。そこが本当に1番大事にしているポイントですね」

――初防衛戦や復帰戦という色んなシチュエーションが重なった試合になりましたが、どんな自分を見せたいですか。

「一皮むけたな、南原は変わったな、これからの南原に期待したい。そういう姿をお見せしたいです」

――RISEのベルトを防衛してGLORYのベルトを取りに行くことが今の一番の目標ですか。

「ここで手こずっているようではGLORYのベルトは獲れないと思うし、ここからGLORYのランカーやチャンピオンとやることを考えたら、間違いなく相手のレベルはもっともっと上がっていくので。やっぱり南原は一味違う、日本人の中で頭一つ抜けているなというものを見せなければいけないと思っています」

――限られた日本人重量級ファイターとして期待もプレッシャーも大きいと思いますが、それはプラスに変えられていますか。

「プロでやっている以上、期待もされなきゃ誰が何をしてんの?って話じゃないですか。これだけ人生をかけて魂も削ってやっている格闘技だから、やっぱり見てもらってなんぼだし、注目して売れてなんぼの世界だと思います。そのプレッシャーに押しつぶされているようでは、プロとしてやっていけないと思うので、周りに期待されることや注目されることは一切マイナスになっていないです」

――ここからスタートする南原選手の新たなキャリアに向けて、最後に意気込みを一言お願いします。

「今回は復帰戦、怪我明けの試合になりますが、RISEのベルトは必ず南原健太が防衛しますし、グンターにベルトを獲られているようではRISEは終わってしまうと思っています。そしてRISEだけではなく、この立ち技・キック業界がもっともっと注目してもらえるように、僕自身もキックボクシングの魅力、楽しさ、ドキドキ感、全てを伝えられるような選手になりますし、今回もそれを見せますので、ぜひご期待ください」

■視聴方法(予定)
8月29日(土)
午後5時00分~ABEMA

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