【NEXUS MANIA2026#01】ウェルター級王座決定T決勝へ、森昴星「好きなファイター……みんな好きです」
【写真】謙虚、素直、そして貪欲。重要な要素を持っているファイターです(C)SHOJIRO KAMEIKE
25日(土)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるNEXUS MANIA2026#01で、森昴星が悠太との初代ウェルター級王座決定戦に臨む。
Text by Shojiro Kameike
昨年5月にスタートした初代ウェルター級王座決定トーナメントに勝ち進んだのは2004年プロデビューの悠太と、2024年プロデビューの森だった。キャリアの差はなんと20年――森は8月のトーナメント準決勝の趙大貴戦こそノーコンテストに終わったものの、12月の再戦ではキッチリと一本勝ち。デビューから5戦無敗で決勝へと駒を進めている。趙戦で見せた身体能力とグラップリング力で初のベルトを巻くか。そんな森の初インタビュー!
※前日計量で悠太が600グラムオーバー、規定時間内に契約体重をクリアすることができず。試合は実施されるが、悠太が勝利した場合はノーコンテストに。森が勝利した場合のみ公式記録として扱われる
12月以降の自分は全然違ってきていると思いますよ
――計量前日にインタビューを受けていただき、ありがとうございます(※取材は4月23日に行われた)。これから水抜きでしょうか。
「そうなんですけど、自分はあまり減量しないんですよ」
――ネクサスの公式インタビューで「ライト級で桜庭大世選手と対戦したい」と言っていました。現在はウェルター級で試合をしていますが、ライト級まで落とそうと思えば落とせるのですね。
「普段82キロぐらいなので――もちろんライト級となったら、しっかりと減量しないといけないけど、たぶん落とせると思います」
――ではウェルター級で戦おうと考えた理由は何だったのですか。
「アマチュアの時にウェルター級でやっていて、そのままプロでも……という感じです。ただパンクラスのネオブラで、ウェルター級で優勝した後はライト級に落とそうと思っていたんですよ。そうしたらネクサスのウェルター級トーナメントの話を頂いて」
――なるほど。ベースは中学~高校時代の柔道とのことですが、柔道時代は何キロで試合をしていたのでしょうか。
「いやぁ、柔道はそれほどガチでやっていたわけではなくて(苦笑)。何キロで試合をしていたかも覚えていないぐらいです。中学で何か部活に入ろうと思った時に『仲の良かった友達が柔道部に入ったから』というレベルでした。その流れで高校に入っても柔道を続けて」
――そのまま大学まで柔道を続けようとは思わなかった?
「それが……98パーセントぐらいは進学する高校だったんですけど、そんななかで自分は就職しちゃって(笑)。高校を卒業して、すぐに消防士になりました。そのあと休みの日にTHE BLACKBELT JAPANに通うようになったんですよね。MMAを始めたのは20歳の時で、消防のほうを辞めてしまいました」
――それは格闘技のほうが面白くなったということですか。
「そうです。プロの試合に出ることができるようになっても、やっぱり仕事のほうは休みが取りづらいじゃないですか。だから消防は辞めて、今は別の仕事をしています。
ジムに入ったのは体を動かしたかったのと、もともと格闘技を見るのは好きで。RIZINとかUFCは見ていて、興味はあったんですよ。それで家から一番近い格闘技のジムに入ったら、それがTHE BLACKBELT JAPANでした」
――ただプロになろうとは考えていなかった、と。
「そうなんですよ。でもアマチュアで少し勝ったらプロになれて――そうなるとは思っていなかったです。プロになると、いろんなことはまた全然違いますけど」
――プロになって何が違いましたか。
「いろんな選手と練習すると、本当に皆が凄くて。今はTBJ千葉で山本琢也さんと練習したり、岡見勇信さんのTEAM THUNDERに行かせてもらっています。TEAM THUNDERはヒロシの紹介ですね」
――ヒロシ、というと?
「藤田大です。ヒロシとは仲が良くて。まだGEN練習の頃に、一緒に行かせてもらったんです」
――山本琢也選手と藤田大選手、なかなか濃いメンバーですね。
「ヒロシは本当に組みが強いです。山本さんも、もともと強いことは知っていたけど、自分が他の選手と練習するようになって『やっぱり山本さんって強いんだな』って分かりました。
自分は去年の12月に試合をして、山本さんは3月にBlack Combatで試合があったじゃないですか。12月ぐらいを境に山本さんと千葉で、それとTEAM THUNDERでメチャクチャ練習するようになりましたね。
それまでは一般会員さんと練習することも多くて――やっぱり怪我をさせちゃいけないから、こちらも手加減した練習になりますよね。でも山本さんとの練習やTEAM THUNDERだと自分より強い人と練習できる。自分はやられてばかりで疲れるけど、12月以降の自分は全然違ってきていると思いますよ」
――そうだったのですか。2024年12月のプロデビュー以降、5戦無敗。ここまで順調に勝ってきているように思っていました。
「いやぁ、そんなことはないですよ。たまたまうまく行っただけで(苦笑)。正直トーナメントの話があった時も、1回戦の時は何も分かっていなかったです。あの時は直前に決まったから、まだポスターに僕の写真も載っていなかったし、他に誰が出るかもよく分かっていなくて。一通り1回戦が終わって、いろいろ分かった状態でした(苦笑)」
――いろいろ分かった、とは?
「もちろん楽に勝てるとは思っていないけど、練習すれば負けない、とは思いました」
えっ、意気込みですか。……とにかく金が欲しいです。頑張ります!!
――8月の趙大貴戦は一本勝ちを収めたものの、その直前の顔面へのヒザ蹴りとケージ掴みに対して相手陣営から抗議があり、結果はノーコンテストとなりました。そういった試合展開だっただけに、再戦となっても気持ちに余裕はあったでしょう。
「それは正直、一度組んだことがあったので余裕はありました。試合だから何があるか分からないけど、勝てるとは思って試合に臨んでいましたね」
――そしてトーナメント決勝は悠太選手と対戦します。悠太選手の印象を教えてください。
「過去の試合も視ましたけど、ジャブを突いたりガードの感じは変わっていないのかなって思います。でもベテランだから自分の型があるし、そのうえで強みがあって」
――森選手は、自分の型はありますか。
「いやいや、もう……全然何もないです。そんな型を持てるほど、まだ練習できているわけではなくて。ただ言ったとおり、1月からはだいぶ変わってきたと思います」
――では悠太選手に対して、自分の強みは何でしょうか。
「何でしょうね? あまり殴られたことがないので、まだ元気っていうことですかね(笑)。悠太選手も前の試合でそこそこ殴られているのに、あんまり効いていない感じだったから『凄いな!』と思いました」
――目指している選手、好きなファイターはいますか。
「好きなファイターというのは……みんな好きです。どの選手も皆、良さがあるので。やっぱりMMAだから何でもできる選手が強いし、自分も何でもできるようになりたいです。その中でも自分が目指すのは、しっかりKOできるファイターになりたいですね」
――なるほど。今回のトーナメントの先については、どのように考えていますか。
「ライト級に落としてみたいですね。まだ減量らしいことをしていないので、落としてみてライト級でどれくらいできるかを試したいです」
――今までウェルター級で体格差を感じたことはありますか。
「今まではないですね。身長も180センチで、リーチもあるほうなので。国内だったら大丈夫かもしれないです。でもTEAM THUNDERで練習させてもらっている菊入正行さんや内藤由良さんは、同じウェルター級でもやっぱりデカくて。その点は今後どうなるか分からないけど、まずは次の試合でしっかり勝ちたいです」
――分かりました。最後に、トーナメント決勝への意気込みをお願いします。
「えっ、意気込みですか。何だろう……」
――初めてのインタビューだと、皆さん迷いますね。何でもどうぞ。
「……とにかく金が欲しいです。頑張ります!!」
■視聴方法(予定)
4月25日(土)
午後6時00分~ NEXUS公式YouTubeチャンネル メンバーシップ
■対戦カード
<NEXUSライト級王座決定戦/5分3R>
小牧勇太(日本)
賢民(日本)
<NEXUSウェルター級王座決定トーナメント決勝戦/5分3R>
悠太(日本)
森昴星(日本)
※悠太が計量オーバーのため、森が勝利した場合のみ公式記録となる
<STRIKE NEXUSバンタム級(※53キロ)/王座決定トーナメント決勝戦/3分3R>
相沢晟(日本)
小野祥平(日本)
<STRIKE NEXUSウェルター級(※67.5キロ)王座決定戦/3分3R>
伊藤雷登(日本)
金田大嵩(日本)
<100キロ契約/5分2R+ExR>
たまよせゆきと(日本)
ダニエル・シウバ(ブラジル)
<バンタム級/5分2R+ExR>
塩谷優斗(日本)
奥村健太郎(日本)
<キック バンタム級/3分3R>
竹内龍馬(日本)
仙波昌希(日本)
<フライ級/5分2R+ExR>
島袋チカラ(日本)
村田純也(日本)
<フライ級/5分2R+ExR>
赤石健吾(日本)
田尻楓(日本)

















