【Lemino Shooto05】初の国際戦へ。徳本望愛「試合前になると、勝てる気しかしなくなるんです(笑)」
【写真】若さゆえーーではない。きっと豊富な練習量に裏打ちされた自信だ(C)SHOJIRO KAMEIKE
19日(日)に沖縄市のミュージックタウン音市場で開催されるLemino Shooto05にて、徳本望愛が韓国のリー・ボ・バエと対戦する。
Text by Shojiro Kameike
2006年7月生まれ、現在19歳の徳本は今年1月にアップセットを起こした。王座挑戦経験もある杉本を相手に、プロ3戦目の徳本が判定勝ち。この勝利で女子アトム級ランキング1位に上昇し、ベルトを狙える位置にいる。そして今回、地元沖縄で初の国際戦を迎える徳本に、MMAPLANET初インタビュー!
――前回はキャリアを考えれば杉本選手が有利と見られても致し方ないマッチアップで勝利しました。それは大きなアップセットだったかと思います。
「ありがとうございます。杉本選手との試合が決まった時、松根(良太TBJ沖縄代表)さんから『相手のほうが実績は上だから、一つひとつその差を埋めるための練習をしなきゃいけない』と言われていました。でも――そう言われていても結構、自分は勝てる自信があったんです」
――おぉっ!
「技術やフィジカルでは相手のほうが上だったと思います。ただ練習量や勢いは自分のほうがあるかなと思って。あと試合前になると、勝てる気しかしなくなるんです(笑)」
――それは良いことではないですか。試合前に負けることしか想像できなくなるよりも。
「アハハハ、はい。前回の試合で勝てたことが、今回の国際戦にも繋がっているのかなと思っています」
――先日、青野ひかる選手が中村未来選手を下し、女子アトム級のベルトを巻きました。現在ランキング2位の徳本選手は、次の発表で1位となるでしょう(※取材は4月10日に行われた。4月14日発表のランキングで徳本が1位に)。
「ベルトに近いといえば近いですけど、アトム級には他にも強い選手がいっぱいいるじゃないですか。もっと経験を積んでからタイトルマッチをやったほうが良い、と松根さんからも言われていて。経験を積みながらチャンスが来たら獲りに行きたい、って考えています」
――なるほど。今回は徳本選手のキャリアについてもお聞きしたいと思います。まずMMAを始めたキッカケから教えてください。
「MMAを始めたのは高校2年生の時です。もともとプロレスが好きで、最初はキックボクシングをやりたかったんですよ。でも兄に『やるならMMAのほうが良い』と言われて、ジムを探したことがキッカケですね」
――ちなみにプロレスでは誰のファンだったのでしょうか。
「アジャコングさんです。小学校の頃から、メチャクチャYouTubeで視ていました(笑)」
――ただ、女子プロレスラーになろうとは考えていなかったのですね。
「それは考えていなかったです。とにかくアジャさんのことがメッチャ好きで」
――ではMMAを薦めたお兄さんが格闘技好きだったのですか。
「家族みんな、格闘技が好きで。RIZINとか大晦日はテレビで視ていました。RIZINの沖縄大会は会場で観戦しています」
――パラエストラ沖縄(現TBJ沖縄)に入るまでは、何かスポーツはやっていたのですか。
「小学5年ぐらいから中学校までダンスをやっていたぐらいですね。地元にダンススクールがあって、そこに週2ぐらい通っていました」
――ダンスは全身運動です。子供の頃にやっていると体幹やバランス力は高いでしょう。
「そうかもしれないですね。ダンスは体のいろんなところを使いますし。役に立っているかどうかは分からないけど、とにかく格闘技を始めると楽しかったです。最初はキックのクラスに行って、柔術も始めて――基礎ができてから修斗のクラスに入りました。やっぱり入った時から試合に出たくて、いろんなクラスに参加していましたね」
――徳本選手にとって平良達郎選手はジムの先輩ですよね。徳本選手から見て、平良選手はどのような存在ですか。
「えぇっ!? えっ……」
――そんなに驚かなくても(笑)。
「私が人見知りで、あまり自分から話かけることができないんです(苦笑)。でもジムの先輩たちは優しくて、先輩のほうから話しかけてくれます」
――アハハハ。ジムに入った当時、MMAをやっていくうえでの目標は何だったのでしょうか。
「ベルトを獲ることが目標なのは、今も変わらないです。最初はまず試合に出たい、全日本アマ修斗に出る頃にはプロになりたいという気持ちがあったかもしれないですけど――試合に出て勝ちたい、強くなりたいというのがずっと一番ですね」
――「試合前になると、勝てる気しかしなくなる」ということですが、それはプロデビュー戦も2試合目も同じでしたか。
「勝つ自信はありました。それぐらいの練習を試合前にやっていたので」
――自信がないと、安田詠美戦の右ハイは出せないように思います。あまりにもフォームが綺麗な右ハイで、秒殺KO勝ちでした。
「アハハハ。2試合目って、実はテイクダウンに行こうと思っていたんです。メッチャ練習していましたけど、右ハイを出したら当たってしまいました(笑)。練習では右ハイを出しているほうで。練習でやっていたことが試合で出た感じです」
――身長の高さ、手足の長さに加えて……それがダンスで培ったものなのか、バランスの良さが生かされているようには思います。
「ウフフ、そうなんですかね。ダンスもやっていないよりは、やっていたほうが良いかもしれないです」
――では自分の中で、自身の一番の強みは何だと考えていますか。
「えぇ~、何だろう……。体は柔らかいと思います。寝技の練習をしている時でも、他の選手より柔らかいなって(笑)。だから下からの展開は得意かもしれないです。打撃でいえばハイキックもそうですし、足は結構上がりますね」
――その強みが次の試合でも生かされるかどうか。プロデビュー以降は今回が初めての地元沖縄での試合になるのですね。
「そうなんです。だから、いつもの試合とは全然違う感じです(笑)。メッチャ応援に来てくれるし、力になりますね」
――次の試合は国際戦ではありますが、相手のリー・ボ・バエは今回がプロデビュー戦です。
「はい。全く情報がなくて……。試合動画も視ましたけど、ルールが良く分からないんです。16オンスのグローブを着けてMMAをやっていて」
――それは韓国で行われているアマチュアMMAのルールですね。
「あぁ、そうなんですね。分からないことが多いですけど、自分のやるべきことをやれば負けることはないと思っています」
――リー・ボ・バエは女子ストロー級暫定王者パク・ボヒョンと同門です。試合映像を視る限り、手数の多い打撃主体のファイターではないかと推測できます。そういったタイプのファイターは、やりづらいですか。
「やりにくい……いや、やりにくかったです。以前は私も、自分からテイクダウンに行かず、切って打撃か下から攻めることが多くて。その頃はガンガン来られると、やりづらかったです(苦笑)。今はテイクダウンの練習もしているし、来られても倒す自信があるので大丈夫です。
今までの自分とは違う姿を見せて、面白い試合になると思います。初の国際戦で、相手はガンガン攻めて来るのでバチバチな試合になるかもしれないけど、自分はやるべきことをやってフィニッシュして会場を盛り上げたいです」
■視聴方法(予定)
4月19日(日)
午後5時~ Lemino
■Lemino Shooto05 対戦カード
<ウェルター級/5分3R>
西條英成(日本)
マコア・クーパー(米国)
<女子アトム級/5分3R>
徳本望愛(日本)
リー・ボ・バエ(韓国)
<バンタム級サバイバーTリバイバル2026リザーブファイト/5分3R>
吉野光(日本)
伊集龍皇(日本)
<ストロー級/5分3R>
当真佳直(日本)
友利幸汰(日本)
<フライ級/5分3R>
梅筋毒一郎(日本)
砂辺光久(日本)
<63キロ契約/5分2R>
チョン・プイ・ウィング(香港)
竹見隆史郎(日本)
<バンタム級/5分2R>
松岡琉之介(日本)
水嶋敬志(日本)
<バンタム級/5分2R>
藤谷敦史(日本)
下間英史(日本)
<バンタム級/5分2R>
彬大(日本)
親盛拓巳(日本)
<フライ級/5分2R>
竹本蒼天(日本)
玉城悠(日本)
<アマチュア 女子ストロー級/3分2R>
横田翔子(日本)
宜保紅里(日本)














