【KNOCK OUT63】地元沖縄でシッティチャイと対戦する漁鬼「KNOCK OUTに出て人生が大きく変わった」
【写真】東京での出稽古でシッティチャイ対策を練ってきた漁鬼。地元沖縄でシッティチャイ超えなるか?(C)TAKUMI NAKAMURA
18日(土)、沖縄県宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開催されるKNOCK OUT63「KNOCK OUT SPRING FES in OKINAWA」にてKNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級(70キロ)王者・漁鬼がシッティチャイ・シッソンピーノンの挑戦を受ける。
Text by Takumi Nakamura
沖縄在住の漁鬼は2022年7月からKNOCK OUTに参戦。KNOCK OUT初の沖縄大会のメインイベンターを務め、世界トップレベルの強豪シッティチャイを迎え撃つこととなった。この大一番を控える漁鬼が沖縄でビッグマッチを迎える心境、そして地方選手にもチャンスを与えるKNOCK OUTという舞台で戦うことについて語ってくれた。
──KNOCK OUT初の沖縄大会のメインイベントでシッティチャイと対戦する漁鬼選手です。いよいよ大一番が迫ってきましたね(取材日は4月13日)
「KNOCK OUTでは70キロのベルトを持っているんですけど、普段は67.5キロで試合をしているんで、減量も楽で調子もいいですね」
――しばらく東京に滞在して練習されていたんですよね。
「沖縄ではスパーリング相手が少ないので、東京に来てずっとサウスポーの対策をしていました」
――試合が決まるといつも東京に来て練習されるんですか。
「自分は沖縄で仕事もしているので、頻繁に来ることは出来ないですけど、前回(12月)はUNLIMITEDルールということもあって東京で練習しました。重要な試合があればいつも東京に来ています」
――東京に来る時はどこでどんな選手と練習されているんですか。
「ONE LINKというジムで大沢(文也)さんたちと練習させてもらっています。大沢さんは色んな選手を知っていて顔が広いんで、試合に向けて選手を呼んでもらって対人練習しています。今回は松倉(信太郎)選手を呼んでもらって、シッティチャイ対策でサウスポーでやってもらいました」
――今回は相手を含めてビッグマッチですけど、そこが決まっての心境というか改めてシッティチャイ戦に対してはどんな心境ですか。
「ここで勝ったら、格闘家としての自分の立ち位置が一気に上がると思うし、試合としては自分が防衛戦という立場ではあるんですけど、シッティチャイ選手の方が格上ではあるし、そこはリスペクトしています。でも相手の方が強いと思って戦ったら、それが試合に出ると思うので、当日は自分の方が強いと思って試合しようかなと思っています」
――シッティチャイは世界のトップ選手ですが、攻略するイメージは出来ていますか。
「この1カ月間はずっとシッティチャイ対策で同じことを繰り返していて、かなり作戦を立てているので、当日を楽しみにしていてください」
──地元でのビッグマッチに参戦するということについてはいかがでしょうか。
「地方でイベントがある時は地元の選手を勝たせて盛り上げるのが主流かなと思うんですけど、自分はそんな試合はやりたくなかったし、KNOCKOUTも本当に強い選手を用意してくれたので、地元で強い選手と試合して大きな挑戦ができることは本当に嬉しく思います。大きな挑戦をしている姿を生で観てもらえることは嬉しいし、モチベーションも上がりますね」
――漁鬼選手は2022年からKNOCK OUTに参戦していますが、KNOCK OUTに参戦して変わったことは多いですか。
「めちゃくちゃあります。自分は地元でプロとしてやっていましたけど、KNOCK OUTに出るまでは決まった練習をこなすだけで、お酒も飲んだりして、プロとしての意識がなかったんですよ。でもKNOCKOUTとの繋がりができて、自分が目指すところも決まったので、KNOCK OUT に出るようになってから本格的にプロとして力を入れて練習するようになりました」
――もともと漁鬼選手は何がきっかけで格闘技を始めてプロになったんですか。
「二十歳ぐらいの時だったんですけど、大学生のノリで『地下格闘技に出ようぜ』みたいな感じで、地元の友達と7人ぐらいで地下格闘技の試合にエントリーしたんですよ。そしたら自分は勝つことが出来て、そのあとも何回か地下格の試合に出たら全部勝てちゃって『これもっと上までいけるんじゃね?』ぐらいの感じでちゃんと格闘技をやろうと思いました」
――昔から腕っぷしが強かったり、喧嘩っ早かったりしたのですか。
「全然そんなことはなくて、高校まで野球をやっていました。なので身体能力は高かったと思います。それでいざジムに入ったら、ジムの人から『地下格で勝っても次はないし、もう少し高いレベルでやれ』と言われて、プロデビューした感じですね。たださっきも話した通り、デビューしてもダラダラやっていたんで、真剣にプロとして頑張ろうと思ったのはKNOCK OUTに出てからです」
――KNOCK OUTに出たことが格闘技人生の転機だったんですね。
「ずっとKNOCK OUTはネットで試合を見ていた大会で、自分とは縁のない世界だと思っていたので、そこに出られたことで、自分の格闘技人生は大きく変わりましたね」
――KNOCK OUTデビュー戦が中島弘貴戦、2戦目が渡部太基戦と名前がある選手との対戦が続きました。そういったトップ選手たちとの対戦で格闘技を真剣にやろうという考えになったのでしょうか。
「KNOCK OUTは地方の選手も呼んでくれるからモチベーションが上がるし、初めてKNOCK OUT で試合をした時も僕が試合をしたからってチケットが売れるわけじゃないから、せめて試合内容で爪痕を残そうと思ったんです。だから自分は打ち合って見ている人に楽しんでもらえるような試合は意識していて、それでKNOCK OUTの2戦目で渡部選手と試合した時にベストバウトを取れて、次の代々木大会の時に呼んでもらって。だから渡部選手との試合でベストバウトを取れたことのが一番大きかったですね」
――KNOCK OUTに初参戦した時は数年後にシッティチャイと対戦することになるとは想像もしていなかったですよね。
「1年前も想像してなかったです(笑)。でもこういう強い選手と試合を組まれたら断ったらダメだと思うし、上に行くにはこういうチャンスをものにしないとダメだと思っています」
――今回の試合はたくさんの人が楽しみにしていると思います。どんな試合を見せたいですか。
「KNOCK OUTは勝ちが評価されるのは当たり前ですけど、内容もめちゃくちゃ見られるんで、試合を盛り上げつつ勝ちたいなと思っています。自分はお客さんを楽しませたいと思って試合をしているので、ただ勝つだけじゃなくて試合内容にもこだわって試合をしたいと思います」
――KNOCK OUTが沖縄で開催されることで地元の選手たちにとっても大きな刺激になると思います。自分がその先頭に立って沖縄の格闘技を盛り上げたいという思いはありますか。
「沖縄で格闘技をやっている選手は、20歳ぐらいまでは続けるんですけど、そこで辞めちゃう選手が多いんですよね。だから沖縄在住でもKNOCK OUTのような大きい舞台に出て勝てる姿を見せたいですね」
――またKNOCK OUTが積極的に地方の選手にチャンスを与えていることはプラスだと思いますか。
「そうですね。自分は選手としては地方在住でチケットが売れないんだったら、その分、試合内容で貢献しなきゃいけないなと思っています」
──しかもKNOCK OUTはKOボーナスもあって、試合内容を評価してくれる団体ですよね。
「それもありがたいですよね。チケットも売れない選手が塩試合して勝っても、喜ぶのは地元の友達だけじゃないですか。僕はそういう試合をするのはどうかな?と思うので、自分の試合で見ている人を楽しませたいです」
――それでは最後にこの大会とこの試合を楽しみにしている人たちにメッセージをいただけますか。
「今回、絶対僕が負けると思われていると思うんですけど、ずっと作戦を立てて練習してきたので、勝つ自信があります。必ず勝って一気に自分の知名度を上げたいと思います」
■視聴方法(予定)
4月18日(土)
午後1時~ U-NEXT
<KNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級(※70キロ)選手権試合/3分3R>
[王者]漁鬼(日本)
[挑戦者]シッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)
<KNOCK OUT-UNLIMITED 73キロ契約/3分3R>
スパイク・カーライル(米国)
木村“フィリップ”ミノル(ブラジル)
<KNOCK OUT-BLACKスーパーフェザー級(※60キロ)/3分3R>
龍聖(日本)
アレン・クラーク(ドイツ)
<KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級(※55キロ)/3分3R>
壱・センチャイジム(日本)
クルンタイ・ティーデッド99(タイ)
<KNOCK OUT-UNLIMITED 62キロ契約/3分3R>
大沢文也(日本)
安谷屋智弘(日本)
<KNOCK OUT-UNLIMITED 61キロ契約/3分3R>
中村悠磨(日本)
福永輝(日本)
<スペシャルエキシビションマッチ/3分1R>
渡慶次幸平(日本)
鈴木千裕(日本)
<KNOCK OUT-BLACKフェザー級(※57.5キロ)/3分3R>
玖村修平(日本)
辰樹(日本)
<KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級(※60キロ)/3分3R>
下地奏人(日本)
YUZUKI BRAVELY(日本)
<KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級(※60キロ)/3分3R>
新田宗一朗(日本)
我如古優貴(日本)
<KNOCK OUT-RED 54キロ契約/3分3R>
利共(日本)
祖根亮麻(日本)
<KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級(※55キロ)/3分3R>
渡口耀(日本)
井原駿平(日本)
<KNOCK OUT-BLACKバンタム級(※53.5キロ)/3分3R>
川端駿太(日本)
小島慎太(日本)
<KNOCK OUT-BLACKフェザー級(※57.5キロ)/3分3R>
河崎鎧輝(日本)
上汰(日本)
<KNOCK OUT-BLACKフライ級(※50.5キロ)/3分3R>
久貝飛雄馬(日本)
中島唯翔(日本)
<KNOCK OUT-REDフェザー級(※57.5キロ)/3分3R>
慧(日本)
平野凌我(日本)
<KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級(※55キロ)/3分3R>
知花優太(日本)
矢野来輝(日本)
<KNOCK OUT-BLACK女子45.5キロ契約/2分3R>
RHINO(日本)
原田ゆうな(日本)












