【UFC323】伸びのある打撃で攻めたサントス。最終回にナイモフを右ストレート一撃で沈める
<フェザー級/5分3R>
マイロン・サントス(ブラジル)
Def.3R0分21秒 by KO
ムハンマジョン・ナイモフ(タジキスタン)
サントスが右の前蹴り、ナイモフが右カーフを蹴る。サントスはナイモフの前足へのローを足をひいてかわし、離れた間合いから右カーフを蹴る。じりじりと前に出るサントスが前蹴りのフェイントから右ハイ、右ストレートで飛び込んで右ハイにつなげる。さらにナイモフの右カーフに右ストレートを合わせる。ナイモフは距離を取り直して左ミドルを蹴り、ダブルレッグで組もうとするが距離が遠い。
サントスが打撃のプレッシャーをかけて右の前蹴り、ナイモフがスイッチすると右ハイを蹴る。ナイモフは顔面へのサイドキックも繰り出すが当たらない。ナイモフが距離を詰めて組みつくと、ここでバッティングが発生する。少しインターバルが与えれ、ナイモフがサントスをケージに押し込んだ状態で試合再開となる。
サントスは左腕を差して態勢を入れ替えると、ナイモフもサントスをケージに押し込んで足にヒザ蹴りを入れる。サントスも両差しでナイモフを押し込みつつ、距離を取って離れる。ナイモフがスピングバックキックを蹴るが、前に出るのはサントス。ナイモフの蹴りを空振りさせ、逆に左の二段蹴りで前に出る。
2R、サントスが右カーフ、ナイモフが左右の前蹴りを返す。互いにジャブをついて組みの攻防になるとサントスが両差しからテイクダウンを仕掛けてバックに回る。ナイモフはサントスのクラッチを下げて切り、正対してサントスをケージに押し込む。サントスは自分の頭を入れて距離を取り、テイクダウンディフェンスしながら両手を広げて余裕をアピールする。
距離が離れるとサントスがジャブ、前に出てくるナイモフに右ストレートと左アッパー、右カーフを蹴る。じりじりと前に出るサントスに対し、ナイモフもジャブを返しつつ、サウスポーにもスイッチする。ナイモフはシングルレッグを見せ、サントスはそこにアッパーを突き上げる。
ナイモフは細かくサントスの前足にローを蹴る。距離が詰まるとサントスは首相撲からヒザ蹴り、右ストレートをボディに散らす。ナイモフは顔面へのサイドキック、シングルレッグから深く組もうとするが、サントスはそれを許さない。サントスがサークリングして距離を取る。
3R、ナイモフはジャブと前蹴り。サントスは右カーフを蹴ってワンツー。この右がナイモフの顔面を打ち抜き、ナイモフがダウン。サントスが追撃のパンチを落としたところでレフェリーが試合を止めた。公式計量をオーバーしてしまったサントスだが、この勝利でUFC4連勝、MMA戦績を18勝1敗とした。















