【Black Combat CL02#14】エジプト人ファイター出場のBlack Combat。国別対抗戦=BLACK CUP開催へ
【写真】ついにエジプト人ファイターまで出場のBlak Combatだ(C)BLACK COMBAT
明日27日(土・現地時間)、韓国はオサンのブラックアゴラで Black Combat Champions Leagueシーズン02第14週が開催される。この日はRoad FCが同じキョンギ道のアンサンでイベントを行うが、そのアンサンとオサンは車で30~40分の距離しか離れておらず、配信時間もRoad FC第2部とモロ被りだ。
Text by Manabu Takashima
日本と違いMMA興行数が、そこまで多くない韓国だけにこのバッティングは何かしらの意思が働いていると想像されても致し方ないだろう。そんななかでブラック会長のホームといっても過言でないブラックアゴラで行われるCL大会は、ナンバーシリーズ、RISEの下位イベントでキャリアの少ない選手たちのジム対抗戦とワンマッチの混合イベントだ。
今回はDoctor Zone CUBE MMAとAEBRA CARSON海賊団の間でチーム対抗戦4試合がマッチアップされている。そしてシングルマッチは6試合、そのうち4試合が国際戦となっている。
ブラジルでのオーディション、中央アジアの猛者とグローバル路線も導入したBlack Combatにあって4試合の国際戦中3試合がブラジル人ファイターが出場し、残りに1試合はエジプトのユセフ・バラカットがジャン・グンヨンと戦う。
バラカットは戦績7勝2敗、エジプトのQadya MMAライト級王者で、その母国のMonster FCやKFP(Modern Fighting Pankration)、ジョージアのIntegra FCでキャリアを積んできた。
試合動画を見る限りファイトスタイルは粗い、とにかく粗い。打撃、組み、寝技と揃ってラッシングパワー、ディフェンスは二の次というファイトながら、対戦相手の多くも同じような戦い方でバラカットは根性勝ちを収めてきた。
正直、ファイターとの力量としてはなんとも言えない。ただし、Black Combatがエジプトの選手になぜ目をつけたのかが気になる。
実はBlack Combatでは11月にChampions Leagueシーズン2が終了すると、2026年にはMMA World Cup=Black Cupという国際戦でチーム対抗戦フォーマットを行うという噂がある。Black Cupはリーグ戦ではなく、8チーム参加のトーナメント戦で行われ、チーム編成はフライ級からヘビー級の7階級。勝者の多いチームが、次のラウンドへ進出する。優勝賞金は1億ウォンから3億ウォンが予定されているという。
優勝賞金の額でいえば3試合を戦って、一人頭1400万ウォンから4280万ウォン。まだ8チームが8カ国になるのかも不明だが、エジプトのようなこれからの国が参戦することも十分にあるだろう。
いずれにせよ、この手の試みは韓国勢だけでなく参加国のファイターにとってもレベルアップを図ることができる。Black Cup――その全容の発表を待ちたい。
■視聴方法(予定)
9月27日(土・日本時間)
午後4時~Black Combat YouTubeメンバーシップ
■Black Combat CL02#14ワンマッチ対戦カード
<バンタム級/5分3R>
ジョン・ギョンヨル(韓国)
マイコン・ブルーノ(ブラジル)
<ライト級/5分3R>
ジャン・グンヨン(韓国)
ユセフ・バラカット(エジプト)
<ミドル級/5分3R>
ルーカス・パレジス(ブラジル)
チェ・スンテ(韓国)
<ライト級/5分3R>
ブルーノ・イタマウ(ブラジル)
ジョン・ヨンジェ(韓国)
<ライト級/5分3R>
チェ・ジス(韓国)
ジョン・ヨンハン(韓国)