【Black Combat CL02#14】ファラオ・バラカットが粗い打撃と根性TD&バックでジャン・グンヨンを下す
<ライト級/5分3R>
ユセフ・バラカット(エジプト)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
ジャン・グンヨン(韓国)
ファラオというリングネームを頂戴したバラカットが、右カーフから左右のフックを振るう。下がったジャン・グンヨンは、ダブルレッグを切られバックを許す。正面に回ってダブルレッグで尻餅をつかせたバラカットは、立たせながらパンチを伸ばす。ジャン・グンヨンもカーフを蹴り、ジャブやフックをヒット。粗いロングフックのバラカットに対し、ジャブやストレートを当てるジャン・グンヨンはダブルレッグからバックに再び回られる。
すぐに前方に落としたジャン・グンヨンだが、バラカットは即ダブルレッグがバックへ。ここは自ら着地したバラカットがロングフックで前に出るが、右ストレートを被弾してダブルレッグへ。切ったジャン・グンヨンは、スピニングバックフィストも外したが、またもダブルレッグからバックを許す。ジャン・グンヨンが正対すると離れたバラカットが、右の相打ちで打ち勝つものの足を止めての打ち合いで、ガードがなくジャン・グンヨンのフックも当たる。残り30秒、スピニングバックフィスト、跳び蹴りからダブルでバックコントロールのバラカットが初回をリードした。
2R、ジャン・グンヨンのジャブに左右のフックを振り回すバラカットが、ダブルレッグ。そしてバックへ。ジャン・グンヨンはすぐに胸を合わせて離れると、カーフを蹴ってジャブを伸ばす。バラカットはダブルレッグからアンクルピック、ケージ際で尻餅状態のジャン・グンヨンがウィザーで立ち上がろうとすると、ここもアンクルピックからバックへ。
後方へ崩し、ボディロックのバラカットはスクランブル後に即ダブルレッグを仕掛ける。打撃だけでなくレスリングでも根性勝負のバラカットは、離れたジャン・グンヨンがスリップすると迷うことなく背中に乗る。半身でパンチを入れるジャン・グンヨンに対し、ヒザを腿に突き刺すバラカットだが、ブレイクを命じられる。ここからは左右のロングフックを振り回し、ジャン・グンヨンの跳びヒザの着地で右を打ち込む。
乱打戦を続け右を被弾したバラカットがダブルレッグ。切り切れないジャン・グンヨンは前方に走り抜くように離れると、続くダブルレッグを崩してトップ奪取しパンチを打ち込む。反転して背中を見せたバラカットはパンチを連打されるが、足を取りながら立ち上がりダブルを仕掛ける。これも切られ、パンチを連打されたバラカット。ジャン・グンヨンはスタンドに戻ると、ダブルレッグをかわし腹ばいになったバラカットにパンチを集中させた。
3R、すぐに左右のロングフックで前に出たバラカットが、ジャン・グンヨンのダブルでテイクダウンを取られる。それでもダブルレッグでレッスルアップ、バックへ。グラウンドで背中を取られそうになったジャン・グンヨンが懸命にケージ際に移動し、背中を譲りながら立ち上がる。
離れてダブルのバラカット。ウィザーで粘ったジャン・グンヨンだがテイクダウンを取られ、初めて両足をフックされる。さらに背中を伸ばされると反転しようとしたところでRNCをセットされる。腰を上げたジャン・グンヨンに対し、バラカットはボディトライアングル&シートベルトと同時に右足を抱えて落とされないように耐える。
根負けしたジャン・グンヨンが仰向けになり、残り15秒もパンチを入れ絞めを狙ったバラカットが文字通り――3-0で根性勝ちを収めた。