【DWCS S09Ep07】元リングガール=ジェイズラ・シャーヴィスが、流血の激闘でモンテネグロに競り勝つ
【写真】コンテンダーシリーズの女子戦は、さらに凄まじくなる(C)Zuffa/UFC
<女子フライ級/5分3R>
ジェイズラ・シャーヴィス(ブラジル)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
ソフィア・モンテネグロ(アルゼンチン)
右カーフを蹴ったシャーヴィス。モンテネグロがワンツーに続き、右をヒットさせる。さらに左リードフックを入れたモンテネグロは、シャーヴィスのボディにも前に出てワンツー、腹を蹴っていく。
シャーヴィスも右を返すが右ストレートを被弾してダウン。すぐに立ち上がったシャーヴィスがスイッチして左の蹴りを繰り出すと、モンテネグロはそこにのカウンターを合わせる。再び尻餅をついたシャーヴィス。頭が当たったか、勝者が既に顔を真っ赤に染めている。
距離をつめてパンチのコンビを続けるモンテネグロに対し、シャーヴィスはクリンチからエルボーを入れる。距離が遠くなると右ストレート、ボディへの蹴りを決めるシャーヴィスが接近戦で再びヒジを入れボディを連打する。モンテネグロは動きが落ち、距離がシャーヴィスに。
ジャブ、右ミドル、ステップインにヒジを合わせるシャーヴィス。モンテネグロに右ミドルにストレートを合わせる。モンテネグロも右ストレートをヒットし、前に出る。そこにワンツーのシャーヴィスがスイッチしつつ左右のジャブを振るう。残り10秒でダブルレッグを見せたモンテネグロだったが、コレは切られた。
2R、モンテネグロが右カーフから右オーバーハンドを入れる。さらに右に回るシャーヴィスに左に右オーバーハンドを打ち込んでダウンを奪う。足を捌きつつパウンドを落とし、レッグドラッグ気味にトップを取るモンテネグロ。タイトな抑えからモンテネグロがエルボーを落とし、パス&マウントへ。即スクランブルに持ち込んだシャーヴィスだが、ケージに押し込まれた状態が続く。
ヒザ蹴り、ダーティーボクシングのモンテネグロも息を整えているか。シャーヴィスの払い腰を潰したモンテネグロがバックへ。シャーヴィスもすぐに胸を合わせる。離れた両者、ラウンド終了間際にシャーヴィスがワンツーを決め、モンテネグロの足が泳いだ。
最終回、シャーヴィスが左インローから左ミドル。さらにワンツーを繰り出す。やや遠めの自分の距離で戦うシャーヴィスが序盤をリードし、ワンツーを再び決める。飛び込めないモンテネグロは右を被弾し、ステップインからの右はブロックされる。シャーヴィスがカウンターの左から、ジャブ&ワンツーと攻勢を続ける。モンテネグロは足が出なくなり、厳しい状態に。右から左を決めたシャーヴィスはサウスポーからオーソに戻すと、ダブルレッグから小外でテイクダウンを奪われる。
シャーヴィスはクローズドガードを取り、モンテネグロはガードの中からパンチを落とすも十分でない。シャーヴィスもガードからエルボーを返すが、スクランブルには持ち込まない。とモンテネグロはレフェリーの攻めろという声に、スタンドに戻ってしまう。こうなるとシャーヴィスはスイッチを駆使して、左右のパンチを決めテイクダウンも準備ができている。
流血の両者は最後の最後まで拳を振るい続けたが、モンテネグロが流れを変えることはできなかった。激闘はスプリットに割れ、元リングガールのシャーヴィスに凱歌が挙がった。「対戦相手に感謝している。こんな戦いができて。勝負の行方はどうなるか分からないけど、こういう戦いがしたかったの。自分のためだけじゃない、ずっと私を支えてくれたコーナーのためにも戦った」とシャーヴィスは話した。