【DWCS S09Ep07】UFCへの登竜門にもパーフェクトレコードのキルギス人ムルタザリ・マゴメドフ出場!!!!
【写真】どれだけの強さを見せるのか。非常に楽しみだ(C)Zuffa/UFC
23日(火・現地時間)、ネヴァダ州エンタープライズのUFC APEXでDWCS S09 Ep07が開催される。メインのミドル級戦に出場するダニ・バルビルはクロアチアのFight Nation Championshipミドル王者で、7勝0敗。対するマンタス・コンドラタヴィチュスはリトアニアのBushido MMAからAres FC、Cage Warriorsと活躍の場を広げてきたファイターで7勝1敗というレコードを持つ。
Text by Manabu Takashima
この両者を筆頭に高い勝率を誇る選手が揃った今週、出場10戦の戦績を合算すると95勝11敗と驚異的な数字となっている。なかでも第2試合とコメインで組まれたフェザー級は目を離せない顔合わせとなっている。
2度のChallenger Series出場も含め今や世界2位といえるプロモーションで5勝0敗のパーフェクトレコードを残している。
そのブルチェルとコメインで対戦するムルタザリ・マゴメドフはプロ戦績が9勝0敗で、アマからは通算16連勝中。このマゴメドフ、プロで挙げた9つの勝利の内訳は4つのKO勝ちと5つの一本勝ちとなり、同胞のラジャブアリ・シェイドゥラエフには現時点では及ばないもののパーフェクト・フィニッシュ・レコードの持ち主だ。
加えてカザフスタンのOCTAGON及びキルギスのWEFでフェザー級のベルトを巻いており、ドメスティック大会レベルでは中央アジア最強といっても過言でない。
KO勝ちと一本勝ちが均等にあるだけではない。そのKOもバックコントロール、トップからパウンドアウトやスタンドでのヒザ蹴り、一本勝ちといえば腕十字、三角絞め、RNC、肩固めと引き出しが多い、
まさにウェルラウンダーといえる。対するブルチェルはスタンドでは典型的なメキシカン・スタイル、タフで荒っぽいブルファイターだ。その一方で寝技はアグレッシブなだけでなく、しっかりと手順を踏んだ柔術的なトランジッションがベースにあり、非常に手堅い面もある。
ともに9勝0敗、フィニッシュ絶対のコンテンダーシリーズにあって立ち技に特化するようなことがあれば有利なのはブルチェルか。その一方で組みを交えた展開ではマゴメドフの方が完成度が高い。激闘必至、非常に興味深い一戦となる。
もう1つのフェザー級はハビエル・レイエス×ジェスティン・トーレスというコロンビア×米国のマッチアップだ。Combateで6勝2敗、LFAで2勝2敗というレイエスに対し、トーレスはFury FCフェザー級のベルトを巻いたこともある。レイエスが出場10選手中、ダントツの21勝5敗という試合数をこなしている。その一方でトーレスも12勝3敗。この両者の対戦は、経験値が高いファイター同士の人生の奪い合いとなる。
■視聴方法(予定)
9月24日(水・日本時間)
午前9時~UFC FIGHT PASS
■ DWCS S09Ep07対戦カード
<ミドル級/5分3R>
ダニ・バルビル(クロアチア)
マンタス・コンドラタヴィチュス(リトアニア)
<フェザー級/5分3R>
ブラヤン・フルチェル(メキシコ)
ムルタザリ・マゴメドフ(キルギス)
<女子フライ級/5分3R>
ソフィア・モンテネグロ(アルゼンチン)
ジェイズラ・シャーヴィス(ブラジル)
<フェザー級/5分3R>
ハビエル・レイエス(コロンビア)
ジャスティス・トーレス(米国)
<バンタム級/5分3R>
ハファエル・トビアス(ブラジル)
ジャイル・ジ・オリヴェイラ(ブラジル)