＜ライト級／5分3R＞
マノエル・ソウザ（ブラジル）
Def.3R3分00秒by TKO
クリスティアン・ペレス（メキシコ）

グローブタッチを2度試みたペレス。2度とも流したソウザに対し、カーフを蹴っていく。右ストレートで距離をつめたソウザだが、首相撲からヒザを入れたペレスがニータップでテイクダウンを奪う。サイドを取られた状態でキムラ&ブリッジのソウザがリバーサルを狙う。足を一本入れ、再びブリッジ&スイープ狙いのソウザをペレスが潰す。続くブリッジ&スクランブルに背中に回ったペレスが両足をフックする。

柔術紫帯のペレスが、茶帯のソウザを攻める。ボディトライアグルに取り、後方からパンチを入れるペレスのマウント狙いにソウザはハーフに戻る。ペレスは胸を合わせて抑え、ワキ差しパスの圧を高める。枕でプレスし、足を抜いたペレス。直後にソウザが足を戻す。ハーフからのパンチに切り替えたペレスが、左のパンチを落とし潜りを潰す。このままトップをキープしたペレスが初回を取った。

2R、ペレスが今成ロールからヒザ十字へ。そのままトップを取りに行くが、ソウザもギロチンに取られないよう立ち上がり、パンチからヒザを繰り出す。ペレスのシングルレッグに倒されたソウザが、ここもキムラからリバーサルを狙うなかで腕十字へ。ペレスは腕を抜いてバックを取りに行く。ソウザは引き込むが、クォーターマウントも下を向かされ足を抜かれる。RNC狙いは上を向いて対処したソウザだったが、ここでペレスはマウントを奪取。

リストを取られても殴るペレスに対し、ソウザは足を戻すのが精いっぱい。背中をつかされ、ハーフで下になった状態が続く。またもキムラを仕掛けたソウザは、そのままスクランブルに持ち込みスタンドに戻る。ソウザの左にヒザを合わせたペレスが、右をヒットさせる。ソウザのパンチを大振りになり、ペレスはパンチ&ヒザからダブルレッグでドライブ。切ったソウザはフックを決め、ボディショットを打ち抜く。ペレスはひるまず拳を見せてから、ダブルレッグを決めてトップでラウンドを締めた。

最終回、左ボディストレートを伸ばしたソウザが、左ストレートを届かせる。続いて左を被弾するペレスは、相当に疲れたか。ソウザは右を2発決め、ダブルレッグにアッパーを狙う。ついに引き込んだペレスに対し、ソウザがスタンドをチョイスする冷静さを見せた。フィニッシュが必要なソウザは左ストレートを2発入れ、オーソからスピニングバックフィストをうかがわせる。

ペレスはダブルレッグを切られ、引き込むがレフェリーがスタンドに戻す。左を打ち込むソウザは、打ち返してきたペレスに右をヒットさせる。ダブルレッグを切られ立ち上がったペレスはついに腰を両手を置いてしまう。ダブルから引き込んだペレスに対し、ソウザが強烈な勢いで鉄槌を落とす。レフェリーが試合を止めようとしたなか、ペレスは懸命に足を取りに行く。しかし、亀になってしまいパンチを続けられたところでレフェリーが試合を止めた。

敗者ペレスの次もまた見てみたくなる。そんな激闘を制したソウザは「テイクダウンには驚かされた。僕の柔術はそんなに悪くないんだけどね。映画の世界に進めたかったけど、練習仲間やコーチが僕の人生を変えてくれた」と勝者は話した。

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