【UFN284】計量終了 ボーナス・ハンター=サルキルドがガムロ超えへ。カヌート×フォーロも見逃せない
【写真】第一試合のブラジル女子対決が非常に楽しみ (C)MMAPLANET
8日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのメタAPEXで開催されるUFN284「Gamrot vs Salkilld」の計量が、7日(金・同)に行われ、12試合に出場する全24選手がパスしている。
Text by Manabu Takashima
メインは昨年2月のUFCデビュー以来、ライト級で5連勝――うち4試合でフィニッシュ勝利を挙げ、その全てでパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを獲得しているクイラン・サルキルドが、オクタゴン14戦目を迎えるマテウス・ガムロと対戦するライト級マッチが組まれている。
既にボーナスだけで30万ドル=約4700万以上を手にしている豪州の新鋭は現在ランク9位。ガムロ超え、さらに10万ドルのボーナスを獲得するような結果を残すと、上位勢は押しなべてタイトル挑戦経験があるライト級にあって、アルマン・ツァルキャンとジャスティン・ゲイジーへの挑戦権を争う存在になるかもしれない。
そんなライト級戦がメインの同大会で、LFAライト級王者リッチー・ミランダが待望のUFC初陣を戦う。キャリア13勝1敗の31歳。ミランダはUFCへの最大手フィーダーショー=LFAで10勝1敗という戦績を残しており、2025年4月にライト級王座を獲得していた。
時期的にはコンテンダーシリーズを十分に目指せるタイミングだったが、声は掛からず8月に初防衛戦を戦う。イライ・ブラジライとのタフファイトを制したミランダは、UFCから声を掛けられるのを待ったが、そこでもコールはなかった。そして今年の3月に2度目のタイトル防衛戦でロバート・ヴァリチオをブルドックチョークで下し、ついに世界最高峰に辿り着いた。
UFCやメジャーにファイターを送り込むことが、使命であり業務ともいえるLFA。ライト級はミランダが正規のベルトを巻く以前、2023年に暫定のベルトを手にしていたジェフィソン・ナシメントが2025年9月、今年の5月と王座統一戦を組むことなく暫定王座の防衛を果たし、彼もまたUFCに辿り着いた。
とはいえ6月27日のアゼルバイジャン大会で迎えたUFCデビュー戦でダヒール・アブドゥライェフにTKO負けを喫したように、LFAでベルトが巻いていようが一たびUFCに飛び込むと、これまで以上に厳しい試合が控えている。それはミランダにも当てはまる。彼の対戦相手マノエル・ソウザは14勝1敗、PFL、Bellator、LFAで戦ってきたフィニッシャー(判定勝ちは2度)だ。ようやくたどり着いた夢の舞台、そして世界で最も生存競争が激しいオクタゴンでミランダは、結果を残すことはできるのか――注目したい。
またオープニング=第1試合でもLFAからUFC初陣に挑むファイターがいる。それがジジ・カヌートだ。アブダビプロ優勝のトップ柔術家は、日本のマットに憧れを抱いていたがストロー級という適正体重での試合機会が少ないことで、UFCに全振り。LFAで勝星を積み重ねるだけでなく、UFC Passインビテーショナルでグラップリング戦を戦い、契約を訴えかけていた。
MMA戦績7勝1敗で、全ての試合をLFAで戦ってきたカヌートは3試合連続でフィニッシュ勝利中。直近のジャナイナ・シウバ戦ではスタンドでの荒々しい打撃戦に応じるようになったこと、ウェルラウンダーとして一本を取れるようになってきた。
対するカロウ・フォーロも今回の試合がUFCデビュー戦となる。ジャングルファイト女子フライ級王者から、昨年のコンテンダーシリーズでPFL欧州で活躍してきたシェネル・ダイアーを相手に技術、精神、身体と三拍子が揃った好試合、いや激闘を制し――ダナ・ホワイトから「カロウ、君はブラジル人だけどメキシコ人みたいな戦いをする。ボディ、顔面を殴りまくる。君のスタイルは最高だ。ウェルカムUFC。君がこの階級で戦うことにワクワクしている」と賛辞の言葉を受けて契約となった。
殴られる覚悟で打撃戦を戦い、ウェルラウンダーとして成長してきたカヌートが、フォーロの打撃を如何に対処できるのか。逆にフォーロが、カヌートの極めを凌ぐ全てを持っているのか。非常に楽しみな第1試合だ。
■視聴方法(予定)
8月9日(日)
午前5時45分~ U-NEXT
■UFN284 計量結果
<ライト級/5分5R>
マテウス・ガムロ: 155.5ポンド(70.53キロ)
クイラン・サルキルド: 155.5ポンド(70.53キロ)
<ライト級/5分3R>
ディエゴ・フェレイラ: 154.5ポンド(70.08キロ)
ビリー・クゥアンティロ: 155.5ポンド(70.53キロ)
<フェザー級/5分3R>
ダレン・エルキンス: 145.5ポンド(66.0キロ)
ヤディエル・デルヴァリエ: 145.5ポンド(66.0キロ)
<女子ストロー級/5分3R>
アマンダ・レモス: 115.5ポンド(52.38キロ)
アレクシア・タイナラ: 115.5ポンド(52.38キロ)
<ウェルター級/5分3R>
ビリー・ゴフ: 170.5ポンド(77.34キロ)
タイ・ミラー: 170.5ポンド(77.34キロ)
<ヘビー級/5分3R>
スティーブン・アスプルンド: 263.5ポンド(119.52キロ)
ギレルミ・パッチ: 249.5ポンド(113.17キロ)
<ライトヘビー級/5分3R>
ディアル・ニュルゴジャイ: 205ポンド(92.99キロ)
ブルーノ・ロピス: 204.5ポンド(92.76キロ)
<ヘビー級/5分3R>
ルイ・サザーランド: 258ポンド(117.02キロ)
ジョゼ・モンターニャ・ダ・シウバ: 258.5ポンド(117.25キロ)
<ライト級/5分3R>
マノエル・ソウざ: 156ポンド(70.76キロ)
リッチー・ミランダ: 155.5ポンド(70.53キロ)
<フェザー級/5分3R>
マイルス・ジョンズ: 145.5ポンド(66.0キロ)
ジャニ・バスケス: 143ポンド(64.86キロ)
<女子フライ級/5分3R>
ジュリアナ・ミラー: 125.5ポンド(56.92キロ)
ハヴェナ・オリヴェイラ: 125.5ポンド(56.92キロ)
<女子ストロー級/5分3R>
ジジ・カヌート: 116ポンド(52.62キロ)
カロウ・フォーロ: 116ポンド(52.62キロ)























