【Lemino Shooto08】永井奏多、キンギ戦は脱・激闘「誰がどう見ても圧倒したと思う試合でフィニッシュ」
【写真】Lemino修斗初参戦でオセアニア勢と対戦。今の永井にとって必要な試合だと言っていいだろう(C)TAKUMI NAKAMURA
24日(木)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるLemino Shooto08にて、永井奏多がニコラ・リー・キンギと対戦する。
Text by Takumi Nakamura
昨年9月に齋藤奨司との統一戦に勝利し、正規の修斗世界バンタム級王者となった永井。今年4月のONE SAMURAI01で神部篤坊に判定勝利すると、今大会でキャリア初の国際戦=キンギとの一戦に臨む。今回の試合で永井が掲げるテーマは激闘ではなく圧勝。目標に掲げるUFCへ向けて、より完成されたMMAを見せると宣言した。
海外のパンチがある選手はタフなタイプが多い。神部戦は凄くいい経験ができた
──前回4月のONE SAMURAI01では神部篤坊選手に判定勝ちという結果でした。あの試合を振り返っていただけますか。
「相手の神部選手がタフで、思ったようにはいかない試合でしたね」
──序盤から永井選手のパンチが当たっていたと思うのですが、打たれ強さは感じていましたか。
「はい。パンチを当てても全然効いてないんじゃないかと思うぐらいタフでしたね(苦笑)。逆にこっちがどれだけ殴っても向こうはパンチを強振してきて、1発でももらったらヤバいなと思っていたので、試合中にこのままだと負けるんじゃないかと頭によぎった場面もありました」
──ONEはトータルジャッジなので最後にビッグヒットをもらうと試合をひっくり返されるという恐怖心もありましたか。
「あまりONEの判定の細かいところは把握していなかったんですけど、なんとなくONEの判定は難しいという感覚で、どれだけ優勢に試合を進めていても一発でひっくり返される印象もあったので、判定になった時はどうなるのかなと思っていました。自分としては勝ったと思ったけど…という感じでした」
──あの試合に勝ったことでどんな収穫がありましたか。
「神部選手は大振りなんで、自分はコンパクトな打撃でいく、ジャブとステップでもらわないことを意識して戦いました。海外のパンチがある選手はタフなタイプが多いし、今後そういう選手と戦うことも増えると思うので、そういう面では凄くいい経験ができたなと思います。自分が目指しているUFCという道に行くためにもやらなきゃいけない、経験しておかなきゃいけない相手だと思ったので、そこもすごく良かったですね」
──また前回は永井選手が神部選手を迎え撃つ試合でしたが、プレッシャーはなかったですか。
「プレッシャーは全然なくて、すごくデカい会場で試合ができたんで、プレッシャーよりも楽しみにしていました」
──神部戦を経て練習面で取り入れたことや変えたことはありますか。
「前回の試合だとインカーフは結構当てられたんですけど、そっから強い攻撃に繋げて倒し切るということができなかったので、そこをしっかり練習の時点でやっています。ジャブでしっかり試合を作りながら右の強い攻撃に繋げたり、ですね」
──そして今回はLemino修斗への初参戦が決まりました。オファーを受けた時はどんな心境でしたか。
「Lemino修斗は海外の選手を呼んでいるので、自分も出たいなと思っていました。年内に修斗の防衛戦の可能性もあったと思うんですけど、サバイバートーナメントをやっている影響で挑戦者が決まらなそうな感じもあって、それだったらLemino修斗で外国人選手やるだろうなと思っていたので、本当に理想通りというかやりたい流れでオファーが来ましたね」
──永井選手としてはキャリア的にも海外の選手と戦うことがやりたいことの一つですか。
「はい。年内には絶対に海外の選手とやりたいと思っていました」
RTUを見てタフな展開で相手を上回るスタミナが必要で、そこを押し切って倒す武器も磨かないといけないと思った
──対戦相手はキックボクサーとしての実績が豊富で、名門シティキックボクシング所属のニコラ・リー・キンギと対戦します。キンギにはどんな印象を持っていますか。
「本当に凄いキックボクサーだと思うので、打撃の勢いというかそこが凄い強いなという印象です。あとはしっかりシティキックボクシングでMMAも練習していると思うので、テイクダウンディフェンスだったりの対処も上手な選手だなと思いました」
――海外勢と対戦するということで、日本人との違いも想定して練習していますか。
「あんまりそこは考えすぎないようにしています。もちろん得体のしれないものというか、どんな感じなんだろうなというのはありますけど」
──過剰に相手が外国人だからということは意識しすぎないようにしていますか。
「そうですね。国に関係なく強い人は強いし、弱い人は弱いしというイメージでいますね」
──自分の中ではどんなテーマを持って今回の試合を戦いたいと思っていますか。
「自分は毎回激闘みたいな形で戦っちゃうんですけど、ずっとディフェンス面が課題になっているので、ちゃんと綺麗なMMAをやって、誰がどう見ても圧倒したと思うような試合運びでフィニッシュして勝ちたいと思います」
──今回の試合は国際戦ということもあり、この試合に勝利することで、次のチャンスにもつながると思います。この先の展望としてどんなことを考えていますか。
「この試合に勝って怪我がなければ、年内にもう1試合はやりたいですね。それが修斗になるのか、またオファーをもらえるならONE SAMURAIにも出たいですね。ただ来年は絶対にUFCに繋がる試合をしていきたいので、そこに向けてしっかりキャリアを積んでいきたいです」
──現状UFCを目指すとなると、来年のRoad to UFC(RTU)出場が一つの道になると思います。今年のRTUもチェックしていると思いますが、どんな感想を持っていますか。
「一番印象に残ったのはタフな選手が多いな、と。防御の面でも攻撃の面でも、海外の選手はタフな選手が多いですよね。だからこそタフな展開になっても相手を上回るスタミナや技術が必要だし、そこを押し切って試合を終わらせられる鈴木崇矢選手のような倒し切る武器も磨かないといけないなと思いました」
──競り勝つ強さだけでなく仕留める強さも必要だ、と。
「仮に勝ち上がってもドロドロの試合で年間3試合もやっていたら、UFCに辿り着く頃にはボロボロになっていると思うので、全試合圧勝して優勝したいです」
──RTUにはアジアだけでなくオセアニア地区の選手たちも出場するようになったので、今回ニュージーランド出身のキンギと対戦することはいい試金石になりますね。
「はい。本当に一番いい選手というか、やりたかった選手というか。こういう選手と戦いたいと思っていたので、本当に嬉しいです」
──Lemino修斗もいろんな選手が出てきて凄く注目される大会になっていますが、その中でどんな試合をファンやお客さんに見せたいと思っていますか。
「今回の国際戦で世界の選手と戦っていけるというところをファンの人たちにも見せていきたいと思っています。いつも通りの試合展開で圧倒して、最後は倒し切るんでそこを見ていてほしいです」
■視聴方法(予定)
9月24日(木)
午後6時~ Lemino
■Lemino Shooto08 対戦カード
<バンタム級/5分3R>
永井奏多(日本)
ニコラ・リー・キンギ(ニュージーランド)
<フェザー級/5分3R>
河名マスト(日本)
ティル・タン(ミャンマー)
<フェザー級/5分3R>
飯野雄斗(日本)
エルデム・タハ・ディンチェル(トルコ)
<フェザー級/5分3R>
上原平(日本)
ネイン・ディネッシュ(インド)
<フェザー級/5分3R>
グ・ジユン(日本)
トミー矢野(日本)
<ストロー級/5分2R>
友利幸汰(日本)
ザ・タイガー石井(日本)
<バンタム級/5分2R>
彬大(日本)
松山瑞穂(日本)
<フェザー級/5分2R>
佐藤大知(日本)
小川龍斗(日本)
<フェザー級/5分2R>
久保村ヨシTERU(日本)
井上理久(日本)



















