【Road to UFC S04 Ep06】キム・サンウクが意地を見せ、RNCで一本勝ち。K-MMAの牙城を守る決勝進出
<Road to UFCライト級準決勝/5分3R>
キム・サンウク(韓国)
Def.2R3分42秒
レン・ヤーウェイ(中国)
サウスポーのレンがインローを続ける。4発前足を蹴られたキムが、シングルレッグへ。切ったレンはインローを続ける。さらに左で前蹴り、左ストレートを繰り出すレンは右を被弾してからダブルレッグ&ボディロックでテイクダウンを許す。キムは背中を取ってボディトライアングルに。腰をずらして上を取りにいったレンだが、キムはスクランブルでダースチョークをセットする。
レンが耐えると、キムはダースを解き打撃戦へ。ジャブ、ボディを決めたキムはダーディボクシングからヒザを入れ、ケージにレンを押しこむ。再びボディロックテイクダウンを決めたキムは左足を抜き、パスに成功。サイドで抑えクルスフィックスのキムが左のパンチを落として初回をリードした。
2R、インローを続けるレンに対し、キムはジャブを伸ばす。圧を掛けるキムのダブルを切ったレンだが、やや疲れが見えるか。自らの左ハイでスリップし、尻餅をついたレンは寝技に持ち込まれることなくスタンドに戻る。キムは首相撲からヒザ蹴り、さらにジャブで前に出る。さらに右のショートを当て、ジャブ&右エルボーと攻め込む。レンも左を打ち返すが、簡単に距離を詰めさせ過ぎている。その近い距離でレンは左ボディを2発決め、腹を守るような構えになったキムにボディを連続で打ち込む。
キムはクリンチに持ち込むと、またもボディロックテイクダウン。亀のレンに両足をフック、背中を伸ばして殴るキムがRNCをセット。たまらずレンがタップし、キムは韓国人唯一のファイナル進出を決めた。
「あのボディでほとんど殺されかけていた。ライト級に戻ったのは、理由は一つだけ。UFCファイターになりたいから」と話したキム・サンウクは、ケージに上がったドン・マーファンと「どっちかがKOされる試合をしよう」と話しかけた。