【UFC ESPN71】TDで試合を支配したエステヴァン。ブネスを判定で下し、デビュー以来の連勝を14に
<フライ級/5分3R>
ハファエル・エステヴァン(ブラジル)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
フィリッピ・ブネス(ブラジル)
エステヴァンのカーフをチェックするブネス。互いに様子見の中で右ストレートを見せる。ブネスはアウトローを蹴り、直後のエステヴァンのダブルレッグ~シンググレッグを切って、離れる。エステヴァンは前蹴りも多用するが、蹴り終わりにブネスがダブルレッグで尻餅をつかせる。すぐに立ち上がったエステヴァンが左ストレートを見せて、逆にダブルレッグでテイクダウン。ブネスは背中をつけ、バタフライガードからハイガードで三角絞めを狙う。エステヴァンは担いで防ぐと同時に、パスを決めた。
サイドで抑えるエステヴァンに対し、ブネスはバギーチョークをセット。エステヴァンは上体を起こしてスラムするかと思われたが、そのままブネスの背中をキャンバスにつかせる。タイト具合は分からないが、そのまま初回が終わった。
2R、エステヴァンが前蹴り、右ストレート。続いてボディストレートを放つ。跳びヒザから組んだエステヴァンは離れて右ストレート、ボディを殴る。ブネスも右を打ち返し、ロー。エステヴァンのスピニングバックフィストをガードし、パンチの交換のなかでヒザ蹴りを放つ。このタイミングでダブルレッグを仕掛けたエステヴァンが、テイクダウンに成功する。ブネスの三角絞めを防いだエステヴァンが、クローズドガードの中からエルボー&パンチを落とす。腰を上げて鉄槌のエステヴァンに対し、ブネスは背中をつけた状態が続く。
残り2分、ニーシールドのブネスに鉄槌を連打したエステヴァンは蹴り上げで姿勢を乱す。この隙に立ち上がったブネスだが、直後にテイクダウンを奪われバックを許す。サイドバックから真後ろに回ったエステヴァンはパンチを落とすが、足をフックできない。立ち上がったブネスを再び倒そうしたが時間となった。
最終回、右カーフをけったブネスが右フックを当てる。エステヴァンがダブルレッグでテイクダウンし、左のパンチを落とす。ブネスは胸を蹴ってスタンドに戻るが、エステヴァンが右アッパー。エステヴァンも左フックを返す。足を止めての殴り合いも、エステヴァンがダブルレッグでイージー・テイクダウン。5度目のトップ奪取としたエステヴァンが右足を抜く。ブネスはキムラをセットするが、サイドを取られる。キムラを解いたブネスは、背中を見せエステヴァンが左足をフックする。
両ヒザをついた状態が続くブネスは、腹ばいにされついにボディトライアングルに取られる。しっかりと食い込んだフックを解けないブネスは、RNCを防いだがパンチを連打されタイムアップを迎えた。
結果、3-0で判定勝ちしたエステヴァンはデビュー以来の連勝を14に伸ばした。