この星の格闘技を追いかける

【UFC ESPN71】計量オーバーのゴアに左を突き刺し続けたホドウフォ。寝技に持ち込まずとも完封勝利

<ミドル級/5分3R>
ホドウフォ・ヴィエイラ(ブラジル)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28.
トレシャン・ゴア(米国)

前日計量で189.5ポンドと、ミドル級リミット(※185ポンド)をオーバーしてしまったゴア。試合が始まるとホドウフォがガードを固めて左ジャブを突く。左の差し合いで下がるゴアに、ホドウフォの右カーフが決まる。頭を振って距離を詰めるゴアも右カーフを返す。ホドウフォはシングルレッグからドライブし、左腕を差し上げるも離れた。ケージ中央で左ジャブを上下に散らし、シングルレッグも混ぜるホドウフォ。ゴアが右ローから距離を取ると、飛び込んだホドウフォがドライブする。ボディロックから崩すホドウフォに対し、ゴアも右オーバーフックで耐えた。

ケージ中央に戻るとホドウフォは左を突き、そしてダブルレッグで尻もちを着かせた。ケージに背中を着けるゴアの両足を畳み、ゴアがハーフにして立ち上がろうとしたところでバックに回る。ゴアは正対して離れた。ホドウフォの左ジャブに対し、ゴアも右を突き刺す。ホドウフォの右ローがヒット。ゴアの右ローに右ストレートを合わせ、ダブルレッグで組んで離れた。

2R、ホドウフォが左ジャブを顔面、ボディに伸ばす。右ストレートでゴアを下がらせると、ゴアの左をパーリング。ホドウフォのフェイントにゴアが大きく反応してしまう。しかしゴアの左もホドウフォの顔面を捕らえ始めた。さらにホドウフォのシングルレッグも切る。ホドウフォの左ジャブに右を被せるゴア。ケージを背にして左に回るゴアの顔面を、ホドウフォの右が襲う。

ホドウフォがニータップで飛び込むと、ゴアはスプロールから差し返す。離れたホドウフォは、ややパンチがスローになるも手数で上回る。左ジャブからボディへの右ストレート。左の差し合いでゴアにアイポークがあり、残り30秒で試合が中断される。再開後、距離を詰めるホドウフォにゴアが右オーバーハンドを放っていった。

最終回、ホドウフォは左ジャブから右ローへ繋げる。左に回りながら左ジャブをボディへ。シングルレッグからドライブするも、ここはテイクダウンできず。離れたゴアが距離を詰めていく。左に回るホドウフォはゴアの右ローをすくい上げる。右ボディストレートから左フックを顔面に。上下の打ち分けを見せるホドウフォに対し、ゴアは手が出ず。

ワンツーを当てるホドウフォがボディロックでドライブし、ゴアを左右に揺さぶっていく。スタミナを削って自身から突き放したホドウフォは、左ジャブ、右ローで削りながら、右ストレートをクリーンヒットさせる。残り10秒で組みつき、ドライブしたホドウフォがボディロックから崩して試合終了のホーンを聞いた。

ホドウフォにとっては2017年のプロMMAデビュー以来、初の判定決着に。裁定はジャッジ2名がフルマークをつけるユナニマス判定で、ホドウフォが勝利した。


PR
PR

関連記事

Movie