【UFC ESPN71】同門対決は文字通りの肉弾戦は、ダンカンが手数&精度で上回りレンベツキが判定勝ち
<ライト級/5分3R>
クリス・ダンカン(英国)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
マテウス・レンベツキ(ポーランド)
ATTのチームメイト対決。序盤から激しく、打撃を繰り出すなかレンベツキの右フックがダンカンの顔面を捕らえダウンを奪う。すぐに立ち上がったダンカンは、打撃の応酬のなかで自らヒザを放った時にスリップする。すぐにスタンドに戻ったダンカンの右ストレートに左を伸ばす。カウンターのヒジも見せたダンカンが、再び踏み込んで右エルボーを繰り出す。ダンカンはさらに右インローを蹴り、左右のフックを振るう。しかし、またもヒザを狙ってスリップし、ケージ中央でレッグマウントを許し背中を預けてスクランブル。レンベツキはそのままバックコントロールも、ダンカンは正対して離れる。ヒザにカウンターを被弾したダンカンは、ヒジを振り回した。
2R、眉間をカットしているレンベツキがジャブからインローを蹴って、前に出る。ダンカンも右を返すが、ハイに右を合わされる。右に回りながら右ストレートをヒットさせたダンカン。直後にレンベツキがインローから左フックを打ち込む。と、ダンカンが右ストレートから右ハイ。効いた感のあるレンベツキはまたも右ハイを顔面に受けそうになるが、ヒザ蹴りにダブルレッグを合わせてテイクダウンに成功する。
試合はすぐにスタンドに戻り、レンベツキが左オーバーハンドを決める。ダンカンは右ハイを狙い、レンベツキが左フック。インローを蹴られながら、ダンカンが右アッパー、ヒジ打ち、右ミドルと攻勢に。さらに左を2つ入れ、ダブルジャブ。ダンカンもジャブを打ち返し、テンカオを胸の当たりに突き刺す。両者、肩で息をし口を開けながら肉弾戦を繰り広げた。
最終回、左フックを振るうレンベツキが、ハイを蹴られそうになりながらダブルレッグに。ケージを利して防いだダンカンは、オクタゴン中央の打撃戦でヒザを入れテイクダウン狙いを切っていく。右ハイをキャッチしてテイクダウンしたレンベツキだが、スクランブルのギロチン狙いに背中をつけてロールしスクランブル。スタンドに戻るとダンカンが右ストレートをヒットさせ、ダブルレッグを切って右エルボーを打ち込む。さに右ストレート、右フックと攻勢のダンカンは、右を被弾するとクリンチへ。
回って離れたレンベツキが、相打ちで打ち負ける。パンチが手打ちに。頭が前に出ているレンベツキにヒザ蹴り、右を打ち込むダンカン。レンベツキも絶対的に勝負を諦めずフックを振る。ダンカンは組んでケージに押し込むが、すぐに離れ試合は残り1分に。ダンカンは右ハイ、右ストレート、クリンチでヒザを突き上げる。首相撲からヒザ、エルボーを打ち込んだダンカンが、離れ際にもヒザをレンベツキの顔面に入れてタイムアップに。
死力を尽くしたという表現の上をいく魂の泥臭い殴り合いは、3-0でダンカンに凱歌が挙がった。