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【ONE FF114】吉成名高、ONE本格参戦&敵地ルンピニーでバンルーロックを手数、精度で上回り快勝

【写真】しっかりと力の差を見せて、ONEルンピニーで勝利した吉成(C)ONE

<ムエタイ・アトム級/3分3R>
吉成名高(日本)
Def.3-0
バンルーロック・シットワチャラチャイ (タイ)

ラジャ&ルンピニー統一王者、ラジャ3階級制覇の吉成がタイでもONEを主戦場に。10回のムエタイ世界王者というコールを受けた吉成は、サウスポーの構えから左前蹴りを顔面に届かせる。続いてインロー、左ローを蹴ると左ストレートを入れたバンルーロックに対し、笑顔を見せた吉成が左を打ち返しローを蹴り込む。吉成は左ローに右ジャブを打ち込み、バンルーロックをコーナーに追い込む。

バンルーロックは左ローを蹴るが、ミドルはキャッチされてパンチを受けそうになる。右三角を入れ、蹴りをキャッチして左をヒットさせる吉成は、前蹴りから左ミドルを狙う。残り10秒を切り、左ボディストレート、終了間際に左ハイを蹴った吉成は手数&精度で試合をリードした。

2R、吉成がバンルーロックのローをチェックして左の蹴りを見舞う。さらに前蹴りで距離を詰め、蹴りをキャッチして左ストレート。クリンチでも投げを打つ吉成は、時折りバンルーロックのパンチを被弾するも、ローに右ジャブを合わせ左ミドル。さらにジャブ&右インローと、一発でなくコンビで攻める。ローから左に、左のカウンターを返したバンルーロックだがジャブを被弾する数が多い。蹴り足キャッチ&リリース、そして跳びヒザを見せた吉成。この回も最後にハイを狙った。

最終回、吉成は蹴り足をキャッチして左ミドル。ワンツー、右三日月を入れ、跳びヒザの着地から左をヒットさせる。その後もステップインから左を当て、ジャブ&強烈な左ローを入れるなどバンルーロックを圧倒する。バンルーロックは振りが大きくなり、吉成のジャブにまっすぐ下がる。そこに左ストレートや左ハイを狙う吉成が完全にレンジを握る。それでも蹴りにカウンターを合わせようとするバンルーロックは、蹴り足を掴まれ続けペースを握ることができない。

バンルーロックの飛びこみをしっかりと見てかわした吉成は、タイムアップ後に笑顔を見せた。結果、吉成は文句なし3-0の判定勝ちを収め、ONE in タイで初勝利を挙げると「3R、倒しきりたかったのですが、バンルーロック選手は凄く早く。これまで戦ったことのないスタイルの選手で、途中フラストレーションもたまりました。でも結果アウェイであるルンピニーでも良い勝ち方ができてホッとしています」とインタビューで話した。


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