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Overlooked【XFC Young Guns08】鈴木崇矢、颯爽の北米デビュー。アギラー「彼はUFCチャンプになる!!」

【写真】満点デビュー。ここから相手もタフになっていくだろうが、次戦が楽しみ(C)XFC

スケジュールの都合により速報できなかった試合をお伝えする──帳尻合わせ試合レポート。28日(水・現地時間)に4月30日(水・同)にフロリダ州ディアフィールドビーチのキルクリフFCで開催されたXtreme FC Young Guns07のLive中継以外の試合の配信が同プロモーションの公式YouTubeチャンネルで始まった。これを受け(Young Guns08として配信)、ここでは鈴木崇矢✕ガブリエル・ベロミニ戦の模様をお伝えしたい。
Text by Manabu Takashima

鈴木崇矢の北米初陣の相手ベロミニはキック出身で、ノヴァウニオン・アルゼンチン所属で戦績は3勝0敗だ。鈴木は練習場所となっているケージで、どのような戦いを見せることができるか。

<フライ級/5分3R>
鈴木崇矢(日本)
Def.1R2分54秒by TKO
ガブリエル・ベロミニ(アルゼンチン)

笑顔でコールを受けた鈴木は、サウスポーの構えから間合いを測る。ベロミニがまず左ロー、そして右インローを蹴る。テイクダウンのフェイクを見せたベロミニに対し、距離を取った鈴木がワンツーのフックを詰められるが、慌てずシャープな左ハイを蹴る。ベロミニはインローを続け、ステップイ。ここに左ストレートを合わせた鈴木は、続くテイクダウン狙いをスプロールする。

2度目のテイクダウンを切り、左ミドルを入れた鈴木はベロミニのスピニングバックフィストもかわして上下の蹴りを繰り出す。そして左を当てるがベロミニもワンツーで距離を詰め後ろ回し蹴り、更にテイクダウンへ。積極的なベロミニの動きをしっかりと見ることがデキている鈴木は、右オーバーハンドに左フックを被せる。さらにワンツーに右フックをテンプルにいれてダウンを奪うと、動きを止めたベロミニにパウンドを落として試合を決めた。解説を務めたジェシカ・アギラーは、鈴木が大いに気に入ったようで「彼はUFCチャンピオンになれる」と褒めちぎっていた。

その鈴木はリングアナの質問を無視して「ハロー、トゥ・ザ・ワールド!! 僕は未来のUFCチャンピオン。名前は鈴木崇矢、それが僕だ」と叫ぶと、そこからの英語のやりとりはしどろもどろだったが、日本語で「日本の皆、本当にありがとう。サンキュー、もう最高」とインタビューを強引に締めた。


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