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【UFC315】最終回に右でダウンを奪ったステーリングがエルスランを判定で下し、デビュー以来7連勝

<ライトヘビー級/5分3R>
ナバホ・ステーリング(ニュージーランド)
Def.3-0:29-27.29-28.29-28.
イワン・エルスラン(クロアチア)

ステーリングのローにエルスランがワンツーを合わせる。左右ロー、ミドルを散らすステーリング。エルスランが右ストレートからダブルレッグで組んだが、ステーリングがスプロールした。エルスランのパンチでステーリングの右目頭が切れたか。ステーリングは流血を気にしている。しかし右ストレートから左フックを返して、さらに距離を詰めて来るエルスランを蹴りで止める。

ステーリングはエルスランの右をかわして組む。離れると右カーフを2発当て、エルスランに前進を許さない。徐々にエルスランが下がる場面が増える。右スピニングバックキックから細かい蹴りへ。左ジャブをボディに伸ばし、プレスをかけていく。ローのフェイントに反応するエルスランは右を伸ばすも、スウェーでかわされてしまう。残り1分を切ったところでステーリングがダブルレッグで軽く組んで、エルスランを下がらせる。ステーリングが左ミドルでエルスランに右を出させない。受けるエルスランの右ヒジが赤く染まっている。

2R、エルスランが右ストレートを繰り出すも、かわしたステーリングが右カーフを連打する。ダブルレッグで組んだエルスランはドライブし、ケージに押し込みながらバックに回った。この展開に会場からはブーイングが飛ぶ。正対したステーリングが差し返してエルスランを押し込み、ハイクロッチからダブルレッグに切り替えて尻もちを着かせた。立ち上がるエルスランのバックに回り、相手が正対してくるとダブルレッグでグラウンドに引き戻す。

再びバックコントロールの体勢になるが、エルスランがスイッチでバックを奪い返した。正対したステーリングが押し返す。離れたエルスランは右を伸ばすも、かわされて右カーフとボディブローを受ける。完全に動きが落ちたエルスラン。ステーリングにも疲労は見えるものの、手を出し続けている。エルスランも左右フックを振るうが届かず。ステーリングが右カーフから右ハイを見せてラウンドを終えた。

最終回、蹴りを散らすステーリングに対し、エルスランが距離を詰めて右クロスを放つ。エルスランがグイグイと距離を詰めていく。頭を下げるエルスランに、ステーリングが左アッパーを突き上げた。エルスランが下がると、ステーリングが左跳びヒザを見せる。左ジャブの突き合いから右ストレート、アッパーと繋げるエルスランに対し、ステーリングがシングルレッグで組んだ。ドライブしてダブルレッグで押し込むステーリングは、胸を合わせて右ヒジを打ち込んで離れる。

息が荒くなったエルスランの顔面に、ステーリングの右がクリーンヒット。グラついたエルスランはシングルレッグで飛び込むも、エルスランがスプロールした。スタンドに戻り、エルスランが「打ち合おうぜ」と煽るも打ち合うスタミナがないか。ステーリングのパンチが効いて前のめりに倒れるエルスラン。トップに回ったステーリングがパウンドを浴びせるも、ステーリングもスタミナ切れか。パウンドにスピードと威力は感じられないが、それでもマウントから連打で締めくくった。

裁定はジャッジ1名がビッグラウンドをつけるユナニマス判定でステーリングが勝利。無敗レコードを「7」に伸ばした。


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