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Overlooked【DEEP Osaka Impact2025#01】左ヒジでグラつかされた中務が切嶋を逆転のツイスター葬

スケジュールの都合により速報できなかった試合をお伝えする──帳尻合わせ試合レポート。ここでは6日(日)に、大阪市住吉区の錦秀会住吉区民センター大ホールで開催されたDEEP Osaka Impact2025#01から、これが1年4カ月ぶりの復帰戦となる中務太陽が、地元・大阪で岐阜の切嶋龍輝を迎え撃った試合の模様をお伝えしたい。
Text by Shojiro Kameike

<バンタム級/5分2R>
中務太陽(日本)
Def.2R1分35秒 by ツイスター
切嶋龍輝(日本)

互いにサウスポースタンスから左ローを蹴る。切嶋が得意の右ジャブを突き刺した。中務も右がダブルレッグで入り、ドライブ。ボディロックで左右に揺さぶっていく。しかし切嶋が切り返した。ケージに押し込まれながらカカト蹴りを打ち込む中務が首相撲に持ち込むと、切嶋が離れながら左ヒジをアゴに直撃させる。グラついた中務だが、すぐに体勢を立て直した。

ケージ中央で切嶋の右ジャブが中務の顔面を襲う。中務は左右フックで切嶋を下がらせるが、切嶋も左ストレートから右ボディを返した。切嶋にケージを背負わせ、左右連打で追い込む中務。切嶋はインからパンチを当ててケージに押し込んだ。中務が跳びついてスタンドの状態で三角をセットするも、切嶋がスラムで外す。

スタンドに戻る両者。切嶋が右跳びヒザを見せる。中務が右ジャブからダブルレッグでクリーンテイクダウンを奪い、すぐさまバックマウントへ。ボディトライアングルから右パウンドを連打し、ツイスター気味に切嶋の体を捻る。一度マウントに移行してから再びボディトライアングルに戻り、パンチで削って初回を終えた。

最終回、切嶋が左インローを打ち込む。切嶋の右ジャブに右フックを返す中務。ケージ際の差し合いで左腕を差し上げた中務は、小外刈りでテイクダウンを狙う。ここは倒せずも逆側へ小内刈りで倒し、ボディトライアングルでパウンドを打ち込みながらツイスターをセットアップ。反転する切嶋の頭を左腕一本でねじるツイスターでタップを奪った。

序盤は切嶋の打撃に苦戦も、1年4カ月ぶりの試合で逆転ともいえる内容で一本勝ちした中務はデビュー以来の連勝を4に伸ばし、これからはDEEPとRIZINのバンタム級王座を狙うことをアピールした。


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