【Gladiator030】大流血でも心は折れず。久保が打撃でパク・チャンビンを下がらせ、スプリットで競り勝つ

2025.04.06

【写真】かなりの出血だったが、久保の心が折れることはない(C)MMAPLANET

＜フライ級／5分3R＞
久保健太（日本）
Def.2-1:29-28.29-28.28-29.
パク・チャンビン（韓国）

久保が前に出て右カーフを蹴る。パク・チャンビンも右ローを打ち返し、サウスポーにもスイッチしながら様子をうかがう。久保が飛び出すとバッティングが起こるも、久保が右を打って離れた。パク・チャンビンに右三日月蹴りを突き刺す久保。パク・チャンビンにケージを背負わせて左右のパンチを浴びせる。サウスポーにスイッチして右ジャブを突く久保に対し、パク・チャンビンもパンチを振るう。久保がオーソドックスに戻す。パク・チャンビンは久保の右ストレートが見えているようで、左へのスウェーでかわしている。

右ストレートから左インローを打ち込むパク・チャンビン。久保も左ジャブとスイッチで中に入れさせない。パク・チャンビンのワンツーが久保の顔面を捉えた。久保がケージ中央からシングルレッグで飛び込んだが切られる。互いに左ジャブ、右ストレートを出し合うなか、左ミドルを受けた久保が右アッパーから左右ストレートでパク・チャンビンを下がらせた。さらに首相撲からヒザを突き上げ、離れて自分の距離をつくる。久保が左ボディからワンツーで下がらせると、プレスを掛けて初回を終えた。

2R、久保の右カーフにパク・チャンビンがワンツーを返す。打ち合いでパク・チャンビンの左フックがヒット。しかし久保がプレスを掛けると下がってしまう。と、パク・チャンビンが一気に前進して左フックを当て、左ミドルから組んだ。崩れた久保に鉄槌を落としたパク・チャンビンは、ガブりながらパンチを打ち込む。うつ伏せの久保から大流血が見られる。久保が立ち上がって右ヒジを放ったところで、レフェリーが試合を中断。久保は右眉のあたりから大量の出血が確認された。パク・チャンビンは両手を挙げて会場を煽る。久保の出血を抑えて試合が再開された。

久保が距離を詰めて右ストレートを突き刺す。さらに前に出て右ストレートから左フックへ。パク・チャンビンも左フックを返した。久保の左フックが幾度もパク・チャンビンの顔面を捉える。左ミドルでパク・チャンビンを下がらせると、左ボディを突き上げていく。ケージを背負いながら左インローを当てるパク・チャンビン。再び久保の出血が激しくなるなか、久保がケージに押し込んで離れた。スイッチしながらパク・チャンビンを追う久保だが、血が目に入っているのか攻め切れない。ケージ中央で右ハイからワンツーを放つ久保。ラウンド終了後、パク・チャンビンが雄たけびを挙げて優位をアピールする。

最終回、久保がスイッチしながら距離を詰めて左ハイを放った。さらに左跳びヒザから左右パンチ、首相撲からヒザと攻め立てる。ボディロックで組まれるも切り返したパク・チャンビンがシングルレッグから久保をこかす。すぐ立ち上がった久保が左腕を差し上げ、再びパク・チャンビンをケージに押し込んだ。パク・チャンビンも口から出血が見られる。互いに左ジャブを突き合うなか、パク・チャンビンの左ミドル、久保の左ボディが当たる。

ボディに攻撃を集める久保の右ストレートがパク・チャンビンの顔面をかすめた。手数で下がらされたパク・チャンビンは、ニータップで飛び込み久保に尻もちを着かせた。ケージに背中を預けて上半身を起こす久保。パク・チャンビンはボディに連打を打ち込み、ボディロックで抱えて立たせない。ヒザを立て、スタンドに戻る久保のバックに回ったパク・チャンビンが、バックコントロールを続けて試合終了を迎えた。