【Gladiator031】今井健斗が久保健太に肩固めで一本勝ち。オトゴンバートルへの挑戦権を獲得
【写真】今井が危なげない試合運びで盟友・久保に勝利。オトゴンバートルは今週末に地元・モンゴルで無敗のカザフ人と対戦する(C)MMAPLANET
<Gladiatorフライ級挑戦者決定戦/5分3R>
今井健斗(日本)
Def.2R3分52秒 by 肩固め
久保健太(日本)
今井がワンツーと左フック、右ローを蹴って前進。ジャブを振って、遠い間合いからのダブルレッグでテイクダウンするが、久保もケージに背中を預けて立ち上がる。今井はシングルレッグからテイクダウンすると久保の足を超えてサイドポジションへ。久保が半身になって立ち上がると、そのまま今井が久保のバックについてテイクダウンする。
サイドポジションを取った今井が久保をしっかりと寝かせてマウントへ。下からホールドする久保に左の肩パンチも入れつつ、ブリッジする久保の動きに合わせてバックに回る。久保も一気に反転しようとするが、今井はバックキープを続け、体を起こそうとする久保を寝かせてサイドポジションでラウンド終了のゴングを聞いた。
2R、今井がジャブと右ストレート、左フックを繰り出す。久保も距離ながらパンチを返すが、今井が左フックから右ストレート、ジャブを突き刺してワンツーまでつなげる。久保が右ストレートで飛び込むと、それに合わせて今井が組みついてテイクダウンを奪う。今井は久保の右サイドに出てサイドポジションを取り、左腕を首を抱えて右のパンチを入れる。
レッグドラッグからバックに回り、正対して立ち上がろうとする久保をケージに押し込んでバックへ。久保が前転して足関節を狙うと、今井もすぐに反応してトップキープ→マウントポジションを奪う。ここから今井が右腕を久保の首に巻いて肩固めを極めると久保がタップ。今井が一本勝ちでフライ級王座オトゴンバートルへの挑戦権を勝ち取った。
試合後、今井は「クボケンさんとはプロになる前から岐阜で一緒に切磋琢磨した仲間で、最後の最後こうやって戦うことになったんですけど、本当にありがとうございました。これでグラジエイター・フライ級の上位陣を全員倒したんで、ベルトを獲れるように日々の練習を頑張ります」と挨拶。敗れた久保もマイクを握り「たくさんの方たちにご来場いただきました。今井健斗選手の強さ、特にグラウンドの強さは分かっていました。結果がすべてです。今井健斗、まだまだ若いです。僕は3日後に43歳になります。これからのことは先生と相談しながら考えていきたいと思います」と語った。