【RIZIN50】1・2Rは井上がジャブで攻め込み、3Rは元谷が組みで反撃。スプリット判定で井上が王座防衛

2025.03.30

【写真】どちらに軍配が上がってもおかしくない大接戦。勝った井上も試合後に悔しさを滲ませた(C)RIZIN FF

＜RIZINバンタム級選手権試合／5分3R＞
[王者] 井上直樹（日本）
Def.2-1
[挑戦者] 元谷友貴（日本）

井上がどっしりと構えてプレッシャーをかけ、細かくジャブを突く。井上は元谷にコーナーを背負わせ、ジャブと左の前蹴り。元谷はスイッチしながらサークリングするが、井上が前に出て右のヒザ蹴り。ここで元谷が組みつくが両者離れる。

井上は元谷をコーナーやロープまで下がらせ、ジャブとインロー。鋭いジャブを当てて、右ストレートまでつなげる。元谷が足を触るフェイントを入れるが、離れた井上はインロー、ジャブからパンチをまとめる。元谷は再び前足を触るフェイントから左フック、左ミドル、スイッチしながらサークリングする。

井上は変わらずジャブを当てて、そこから右アッパーを突き上げる。元谷が左フックからダブルレッグに入って、組みの攻防になると元谷が右腕を井上の首に巻いてギロチンへ。井上が元谷の右足を超えようとすると、元谷はその動きに合わせて首だけを抱えるニンジャチョークへ。井上はそのまま回転して頭を抜いて立ち上がる。

2R、ここも井上が先にプレッシャーをかけて左ミドルとインロー、このインローを細かく当てる。元谷がニータップも見せると、離れた井上が再びジャブから前に出る。元谷は両手のガードを上げてディフェンスし、上体を沈めてタックルのフェイントを入れながら左フックで前に出る。井上も元谷に組みつかせず、ジャブから前に出るとワンツーからパンチをまとめる。

距離が開くと元谷がスイッチしながら井上の前足にローを集める。井上はジャブから右ストレート、ジャブを顔とボディに打ち分ける。元谷も左ミドルを蹴ってダブルレッグに入り、四つの攻防になると井上がバックを狙いつつ、元谷をコーナーまで押し込む。井上は右腕を深く差す形で押し込み、右のヒザ蹴りを入れる。元谷は左腕を井上の首に巻いて投げを狙いつつ、井上をコーナーに押し込む。井上はここも押し込み返し、スタンドでバックを狙いながら細かくヒザ蹴りを入れる。元谷の左フックを被弾して、井上の右目が大きく腫れる。

3R、元谷が左フックから前に出る。井上もジャブと右ストレートを返すが、元谷がテイクダウンのプレッシャーをかける。元谷がシングルレッグから組みつくと、井上の後ろについてRNCを狙う。井上も足をフックさせずに立ち上がるが、元谷はボディロックから足をかけてテイクダウンする。

井上は半身になって立ち上がりつつ、フックガードに戻す。元谷が井上の右足を超えようとすると、井上は左足を右手で持ってラバーガードへ。元谷はパスガードのプレッシャーをかけ、左腕を井上の首に巻いて、頭を井上の左脇の下において肩固めへ。このクラッチからマウントを狙うが、井上も正対して逆に元谷のバックを狙う。