【ONE172】さいたまSAでセレモニアル計量。4選手が計量クリアできず→キャッチウエイトに変更
【写真】試合会場でもあるさいたまスーパーアリーナのステージで行われたセレモニアル計量。関係者のみ・無観客ではあるがフェイスオフの画は壮観だ(C)TAKUMI NAKAMURA
明日に埼玉県さいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで開催されるONE172「TAKERUTAKERU vs RODTANG」のセレモニアル計量が、22日(土)に同所で行われた。
Text by Takumi Nakamura
公式計量とハイドレーションテストは午前中に終わっており、スーパーレック・キアトモー9、マラット・グレゴリアン、小川健晴、スリヤンレック・ポーイェンイェンの4選手がクリアできず。スーパーレックはONEムエタイ世界バンタム級王座を剥奪となり、ワンマッチでナビル・アナンと対戦することに。4選手ともセレモニアル計量には参加しており、それぞれキャッチウェイトでの試合実施となる模様だ。
昨年の日本大会同様に、今回も実際に大会で使用する入場ゲートで計量とフェイスオフが行われ、タイトルマッチ4試合とロッタン・ジットムアンノンVS武尊の計4試合の選手たちからのコメントがあった。主要選手は日本のメディアに向けてファイトウィークの記者会見や公開練習でコメントを出していることもあり、セレモニアル計量は全編英語で行われ、海外向けに実施された。
タイトルマッチのフェイスオフではペッディージャー・ルッカオポーロントンとKANA、アドリアーノ・モライシュと若松佑弥が額をつけ合って気合十分KANAは「ペッディージャー選手も仕上がりが良さそうなのでワクワクしています」、若松は「明日はぶっ倒す。それだけです」とコメントした。
互いに距離を取ったままのフェイスオフとなったのはタワンチャイ・PKセンチャイムエタイジムと野杁正明。野杁が「過去最強のタワンチャイと試合できることをワクワクしています。トレーナーと2人でやってきたことを出して5R中にKOします」とKO宣言すると、タワンチャイもそれに呼応した。
そしてロッタンと武尊も額をつけてフェイスオフし、じっと相手の目をにらんだまま。武尊は「この試合をやるためにONEと契約したので、やっと戦えてうれしいです。明日は全力を出すだけなので、全力で殴り合いましょう」と公の場では最後のメッセージを残した。
なお昨年の日本大会でのセレモニアル計量ではチャトリ・シットヨートンCEOやセキュリティの周りを取り囲み、スマホで写真を撮っていた謎のジャケット軍団がいたのだが、今回もジャケットこそ着ていないものの、選手が登場する際にリアクションを取ったり、近距離で写真を撮影する軍団がいた。スタッフに確認したところ、これは大会をPPV配信するU-NEXTの抽選で選ばれたファンとのことで、謎の軍団ではないことが分かっている。
■放送予定
3月23日(日)
午後2時30分~U-NEXT
■ONE172計量結果・対戦カード