【Challngers】ウッドリー&ネクスト・サイボーグ、出場
4日(土・現地時間)にセントルイス大会を終えたストライクフォースが、2011年最初のイベント=Challengersの開催を大会中継で触れ、イベント終了後にプレスリリースで正式発表となった。
【写真】身体能力の高さは、ストライクフォース・ウェルター級戦線でもポール・デイリーと並び双璧か? ガルバォン以上のビッグネームとの対戦が見たい気もしたが…… (C) KEITH MILLS
ストライクフォースの2011年は、1月7日(金・同)にテネシー州ナッシュビル・ミュニシパル・オーデトリアムで行われるチャレンジャーズから。メインはポール・デイリーの参入で、勢いづくウェルター級戦線でキャリア7連勝中のタイロン・ウッドリーが、ベルギー人ファイターのタレック・セフィジーヌと対戦する。
10月のSHOWTIME大会でアンドレ・ガルバォンを圧倒し、僅か108秒でTKO勝ちを収めたウッドリーが、再びチャレンジャーズに出場することになる。MMAデビュー以来、7試合のうち3試合がチャレンジャーズのウッドリー、ここにきてチャレンジャーズに逆戻りは勿体ないという気もするが、対戦相手も同じチャレンジャーズで2勝を挙げているセフィジーヌだ。
・柔術世界王者を圧倒。2010年10月9日、アンドレ・ガルバォン
そのセフィジーヌ、9月にはテキサス州アマリロで行われたシャーク・ファイツでWEC世界ウェルター級王座挑戦経験もあるブロック・ラーソンに勝利し、チャレンジャーズ凱旋となる。
【写真】UFCで日本の中村K太郎に勝っているブロック・ラーソンを破ったタレック・セフィジーヌ。ラーソンのテイクダウンをことごとく跳ね返したテイクダウン・ディフェンスはさすがチーム・クエスト所属ファイターだ(C)KEITH MILLS
・Shark Fightsでメジャー経験者越え。2010年9月11日、vsブロック・ラーソン
チーム・クエストで練習を積むセフィジーヌは、蹴り技を多用し、あまりレスリング色は強くない。一方のウッドリーはオールアメリカンに2度選出されたレスリング出身ファイター。破壊力抜群のパンチを持つウッドリーだが、チーム・クエストのネイサン・コイと対戦したときには、キャリア唯一のスプリット判定に持ち込まれるなど、大苦戦を強いられている。
コイが勝利していてもおかしくなかった試合、クエスト陣営ではウッドリーを丸裸にしているに違いない。そのコイも今大会に出場し、盟友セフィジーヌが勝利しているネイト・ムーアと対戦する。
【写真】まさに女豹のごとく、しなやかな肢体から伸びるパンチを見せるアマンダ・ヌネス。長い手足、柔らかい筋肉の持ち主は、サイボーグに続くブラジル女子MMA界の逸材だ(C) MARCELO ALONSO
その他のカードでは、ヘビー級のダニエル・コーミアー×デヴィン・コール戦、女子ミドル級戦でサイボーグが北米に拠点を移した今、ブラジル女子65キロ最強の異名を取るアマンダ・ヌネスがジュリア・バッドとの試合で、ストライクフォース・デビューを飾る。
ショータイムでもメインを務められるウッドリー、AKAのヘビー級ファイター=コーミアー、女子マッチにブラジルの新鋭と粒ぞろいのカードが出揃ったチャレンジャーズ。ミドル級戦に出場するMMAデビュー以来キャリア9連中のヤンシー・メデイロスも注目だ。
■Strikeforce Challengers 主な対戦予定カード
<ウェルター級/5分3R>
タイロン・ウッドリー(米国)
タレック・セフィジーヌ(ベルギー)
<ヘビー級/5分3R>
ダニエル・コーミアー(米国)
デヴィン・コール(米国)
<ミドル級/5分3R>
ヤンシー・メデイロス(米国)
ジョン・サルター(米国)
<女子ミドル級/5分3R>
ジュリア・ブッド(カナダ)
アマンダ・ヌネス(ブラジル)