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【LFA197】打&倒&スクランブル&極。全てに積極的な攻防の末、ヴィニシウス・ピレスがタチャを三角葬

<バンタム級/5分3R>
ヴィニシウス・ピレス(ブラジル)
Def.2R4分00秒by 三角絞め
ジョン・ロドリゲス・タチャ(コロンビア)

エリック・アルバラシンをセコンドに帯同したタチャが。まず左リードフックを見せる。前足でミドルを見せたピレスは、スイッチして右ジャブを伸ばす。構えを頻繁に変えるピレスが右カーフを決める。タチャも右ミドルを返して、スイッチ。左ストレートから右というコンビでピレスに圧を掛ける。右ミドルからパンチで踏み込んだタチャにシングルレッグを仕掛けたピレスは尻餅をつかせる。スプロールから立ち上がったタチャが、ピレスの立ち上がり際にヒザを入れる。後方に姿勢を崩したピレスはすぐにスタンドに戻り、クリンチへ。

ダブルアンダーフックでケージに押し込み、右エルボーを振って離れる。右を当てたタチャは、右を逆に受ける。直後に再度ライトハンドを効かせたタチャが、跳びヒザへ。これは勢いがつきすぎてピレスを飛び越してしまう。すぐにレッスルアップからシングルを仕掛けたタチャは、ギロチンを抜いてトップに。ピレスは殴られながら足節を仕掛けてリバーサルに成功すると、パスからマウントへ。ハイマウントから鉄槌を落としたピレスは、背中を見せたタチャに前方に落とされ下でラウンド終了を迎えた。

2R、左の相打ちから、フック&アッパーのピレス。さらに右ストレート、アッパーで前に出る。タチャはケージを背負い、サークリングへ。空振りが多いタチャの方が、疲れてきたか。右を入れ、エルボーを2つ打ち込んだピレス。タチャも右を返す。打ち負けた感のあったタチャが、ここでダブルレッグでテイクダウンを決める。すぐに試合はスタンドに戻ると、ピレスは拳の圧で上回り、左ジャブから右ストレートをヒットさせる。

タチャも左ストレートを当て返し、パンチの交換のなかで再びダブルレッグを決める。ここでピレスはデラヒーバ、さらにワキを差しつつ頭の位置を変えてXガードから巧みにスイープを狙う。その足を捌いてパス狙いのタチャだったが、ピレスは三角絞めをセットし、右腕を伸ばしてタップを奪った。

腕ひしぎ腕固めにも見えたが、コールは三角絞め――で一本勝ちのピレスは「3度目のカジャマルでの試合で3度目の勝利を挙げることができた。皆、ありがとう。初回を落としていたとしても、2Rにはより強く攻めることができる確信があった」とポルトガル語で話した勝者は、「ダナ。俺はブラジル最強のバンタム級だ。契約はどうなっている」と英語をシャウトした。


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