【UFC ABC07】最後までスタミナが切れなかったヒューズ、無敗のダダコワからスプリット判定で勝利
<女子ストロー級/5分3R>
サム・ヒューズ(米国)
Def.2-1:29-28.27-30.29-28
ヴィクトリア・ダダコワ(ロシア)
ヒューズが細かいステップからジャブで前に出ていく。ダダコワはそこに右を打ち返して、左のカウンターも狙う。やはりジャブからパンチを組み立てるヒューズだが、ダダコワがダブルレッグでテイクダウンを奪う。ガードポジションのヒューズはダダコワの左手にオモプラッタを狙いつつ立ち上がる。ダダコワは左腕を深く差してケージに押し込み、ヒューズは離れ際に右フックを打つ。
ダダコワがワンツー、続くダブルレッグは切られるが、右腕を差してヒューズをケージに押し込む。ダダコワがボディにヒザ蹴りを入れると、ヒューズが態勢を入れ替えて、右腕を差して左ヒジを顔面に入れる。離れるとヒューズがジャブから右フックで前に出る。ダダコワがダブルレッグから首相撲に持ち込んでヒザ蹴り。
離れたヒューズはジャブ、ダダコワもジャブを返すが、ヒューズがジャブから前に出る出ていく。ダダコワは左フックを返し、右ストレートから左フックを叩き込む。さらに頭が下がったヒューズにヒザ蹴りを突き上げ、首相撲からヒザ蹴りを連打する。
2R、ダダコワがダブルレッグから組んで首相撲からヒザ蹴り。ヒューズは右カーフを蹴って、ジャブから左右のフックにつなげる。ダダコワはヒューズが前に出てくるところにシングルレッグを合わせて四つからのヒザ蹴り、一旦距離が離れると再びダダコワがシングルレッグに入ってテイクダウンを奪う。ヒューズはダダコワを蹴り離そうとするが、すぐにダダコワがインサイドガードに収まってトップキープする。
ヒューズはダダコワを蹴り離して立ち上がると、ダダコワが細かいパンチで前に出る。ヒューズは右ストレートを当て、構えをスイッチしながらジャブを突いていく。ダダコワはジャブとワンツー、ヒューズは右カーフを蹴る。ダダコワがヒューズのパンチにシングルレッグを合わせるが、ヒューズもテイクダウンを許さない。
スタンドの展開ではヒューズが左右のストレート、ジャブから右フックを当てる。さらにダダコワのシングルレッグを切ると、下がるダダコワにパンチをまとめる。それでもシングルレッグに入ったダダコワ。ヒューズがバックを取ろうとする、ダダコワが前転して右足を取って足関節を狙う。ヒューズがダダコワのカラダを潰してトップキープしてラウンドを終えた。。
3R、ヒューズがジャブから前に出ていく。そこにダダコワも右ストレートを合わせて譲らない。ヒューズの前進をパンチのカウンターで迎え撃つダダコワ。お互いのジャブと右ストレートが当たる展開のなか、ヒューズが左ミドルと右カーフ、ダダコワも右カーフを蹴る。ここでダダコワがシングルレッグに入って、自ら前転してグラウンドでいいポジションを取ろうとするが、ヒューズがインサイドガードでトップキープする。
ヒューズはヒジを落としつつ、ダダコワはガードからサブミッションを狙って立ち上がる。ダダコワは距離を取りながら左ミドル、ヒューズがパンチで前に出てくると、ダダコワがシングルレッグでテイクダウンする。インサイドガードのダダコワは頭をつけてトップキープし、ヒューズはガードからヒジを入れる。ヒューズは背中を見せつつ、ケージに体を預けて立ち上がる。ダダコワが右腕を深く差してバックを狙いつつ、ヒューズがギロチンを仕掛けた。試合後に両者が両手を上げて勝利をアピールした一戦。判定は2-1と割れてヒューズが無敗のダダコワから勝利を収めた。