【Road to UFC2024Ep02】河名マストの準決の相手は、イーブ―クール―に快勝=シェ・ビンに
<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
シェ・ビン(中国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
イープークールー(中国)
ローを蹴られたイーブークールーが、飛び込んでパンチを狙う。見切って右インローを続けるシェ・ビンが、左ジャブを伸ばす。さらに左ローを蹴り、ジャブを当てる。イーブークールーの左にも、右を合わせていったシェ・ビンが圧で上回る。インローとジャブというリズムから、シェ・ビンが組みへ。ケージ際でのレベルチェンジの速い組手にもイーブークールーは反応して離れた。
そのイーブークールーが右アッパーで飛び込んだところに右のカウンターを当てたシェ・ビンが、ダウンを奪ってパウンドも、グラウンドは続けるスタンドに戻る。10日前のスクランブル発進のイーブークールーは既に息が切れているが、それでも右フックを当てる。シェ・ビンはダウンを奪えそうな左ジャブをヒットさせると、続く蹴りヲキャッチされて足を引き抜く際にバランスを崩す、そのまま見合い、初回が終わった。
2R、シェ・ビンは間合いをコントロールしてカウンター狙いも、イーブークールーもそこに飛び込んでいく。右を被弾したイーブークールーは左ミドルを入れるが、逆に右ミドルを効かされる。イーブークールーも右をカウンターで当て、シェ・ビンがヒザをつくシーンも。それでも攻勢をキープするシェ・ビンはジャブから右ストレートを当てる。さらに右ミドルに続き、ワンツーのコンビを決めたシェ・ビンに対し、イーブークールーも果敢に前に出る。残り90秒、右ストレートをヒットさせたシェ・ビンが左ジャブ、そして右ストレートから右ハイを狙う。シェ・ビンが右ミドル、右ボディストレートを当てて、この回も取った。
最終回、イーブークールーの前蹴りに右を合わせたシェ・ビンが、右ミドルを決める。ス左ピニングバックフィストから右フックと変則のコンビを繰り出したイーブークールーだが、攻め手がなくなっている証か。ジャブ、ハイ、右ストレートと正攻法でリズムを待って攻めるシェ・ビンが、ジャブを続ける。イーブークールーの右フックに、シェ・ビンは右を返す。ワンツーから右ハイのシェ・ビンだが、またも軽い右フックをもらうと方ヒザをつく。その後はペースを取り戻し、右を当てたシェ・ビンがそのままの流れで大きな被弾もなく、試合は終盤へ。
残り90秒を切り、右ボディを効かされた風のイーブークールーだが、シェ・ビンが仕留めに掛かる動きは見せない。イーブークールーの左オーバーハンドは空振りに。最後まで左ジャブ、右ハイで試合を支配したシェ・ビンが3-0の判定勝ちを収め、準決勝で河名マストと戦うことが決まった。そして上海PIのキャンプでライト級の相手と練習し自信をつけたというシェ・ビンは「心身ともに契約する準備はできている」と話した。