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【HEAT53】壮絶な打ち合いはアビラルが左ボディからのラッシュで平山をストップ。ミドル級王座防衛に成功

【写真】左ボディに活路を見出したアビラルが大激戦を制した(C)MMAPLANET

<HEATキック・ミドル級選手権試合/3分5R>
[王者]アビラル・ヒマラヤン・チーター(ネパール)
Def.4R1分41秒 by TKO
[挑戦者]平山迅(日本)

体格で上回るアビラルがプレスをかける。平山の左ミドルをブロックし、左ジャブを突く。平山は左ボディを突き刺すもアビラルの前進は止まらず。互いにローとジャブを繰り出すなか、アビラルの右前蹴りが平山の下腹部を捉えた。すぐに試合が再開されると、アビラルの左ジャブが連続で当たる。しかし平山が右ストレートから返しの左フックで、アビラルのアゴを跳ね上げた。アビラルも左で平山の動きを止める。至近距離でパンチを振り合うなか、平山が右カーフを連続で当てた。アビラルも打ち下ろしの右ストレートから左フックを当て、平山にロープを背負わせた。

2R、平山が右ローを当てる。アビラルはパンチで攻め立てるが、平山の左ジャブから右がヒット。右を受けて動きが止まったアビラルに、平山がパンチで攻め込む。ローが少ないアビラルの顔面に、平山の左ジャブが届く。アビラルの首相撲を振りほどいた平山が前に出るも、ここでアビラルの右から返しの左がクリーンヒットした平山をロープに詰めたアビラルが左ボディを突き刺すと、平山がうずくまるようにダウンする。ここは立ち上がったが、再びアビラルがパンチで攻め立て2度目のダウンを奪った。平山が立ち上がり、ここでラウンド終了に。

3R、開始早々からアビラルが上下にパンチを打ち分けて攻め込む。しかし平山がの左カウンターを受けて、アビラルが足を滑らせた。大振りのアビラルに対し、平山もカウンターを狙う。しかしアビラルの左ボディを食らうと平山の動きが止まる。それでも息を吹き返して攻め込む平山が、左ボディを食らいながら右ストレートでアビラルを下がらせた。互いの右ストレートが顔面を捕らえる。打ち合いの中で平山が左フックから右アッパーで、アビラルをグラつかせた。さらに左フックの相打ちでアビラルのアゴが上がる。そのまま平山がアビラルにロープを背負わせ、右ストレートを突き刺した。

4R、右目が腫れ上がった平山がプレスをかけ、左フックでアビラルのアゴを跳ね上げた。アビラルは首相撲からヒザを狙うも、平山が押し込むブレイクが掛かる。アビラルは右ハイを見せるが、平山のパンチがクリーンヒットする。ここでアビラルは左ボディを繰り出すも、平山は倒れず。しかし再度、アビラルが左ボディを突き刺すと平山の動きが止まり、コーナー際でラッシュしてレフェリーストップを呼び込んだ。

これで4度目の王座防衛に成功したアビラルは、「12月にK-1で負けて3連敗しましたが、地元のHEATで勝てて最高です。メインとして最高の試合だったと思います。これからもどんどん盛り上がる試合をしていくので、応援よろしくお願いします。次の試合でISKAのチャンピオンになります」と挨拶した。


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