【DEEP JEWEL44】計量オーバーの齊藤がTDで奥富を上回るも、結果はノーコンテストに
【写真】両者に笑顔無し。しっかりとウェイトを合わせての再戦が見たい(C)MATSUNAO KOKUBO
<フライ級/5分2R>
齊藤百湖(日本)
NC:18-18(マスト齊藤).18-18(マスト齊藤).18-18(マスト齊藤)
奥富夕夏(日本)
齊藤は前日計量で1.8キロオーバーのため、減点2からスタート。奥富が勝利した場合のみ公式記録となる。
奥富が左ジャブを突いて前に出る。齊藤も左フック、右ストレートを伸ばす。細かく右ローを当てる奥富に対し、齊藤も左ローを返す。奥富の右がインサイドから齊藤の顔面を捉えた。右ローを当て、齊藤の右をブロックした奥富は、さらに齊藤の右ハイをかわす。齊藤がダブルレッグでグラウンドに持ち込む。奥富がニーシールドからスクランブルへ。ガブった齊藤がバックに回るが、奥富がシングルレッグに切り替える。
スプロールした齊藤をケージに押し込みかけた奥富だが、切り返した齊藤のパンチを浴びてしまう。立ち上がった奥富を、左腕を差し上げた齊藤がケージに押し込む。ボディロックから投げを打った齊藤だが倒せず。
奥富が体勢を入れ替え、右オーバーフックから齊藤をケージに押し込んでいくも、反対に押し込まれてしまう。齊藤の投げを耐えた奥富が十字に捉えたが、ここは頭を抜いた齊藤が立ち上がり奥富をケージに押し込んでいった。
最終回、奥富がガードを固めて前に出る。右ローから右フックを当てて下がった。齊藤の左ハイをブロックした奥富がシングルレッグへ。齊藤に尻もちを着かせるも、奥富がストレートフットロックを狙う。齊藤が外ヒールで対抗しようとしたところで、奥富が体を起こして鉄槌を連打する。齊藤がトップを奪い、リバース・デラヒーバの奥富にパンチを浴びせた。立ち上がる奥富のバックをうかがう齊藤だったが、ここら両者が離れた。
スタンドでは奥富がケージを背負い、齊藤の左右フックを受ける。奥富のダブルレッグをスプロールした齊藤が、立ち上がる奥富のバックに回った。ケージに体を預けた奥富が尻もちを着いてしまう。齊藤はバックコントロールへ。立ち上がった奥富を肩固めから倒しに行く齊藤。奥富が切り返してケージに押し込むも、齊藤が大外刈りでテイクダウンしてパンチを落としていく。バックに着かれた奥富がキムラで組むも、齊藤が崩して試合終了のゴングを聞いた。
採点はジャッジ3者ともドローで、マスト判定で齊藤百湖につけた。そのため試合結果はノーコンテストとなった。