【LFA179】右を打ち抜きダウンを奪ったデラーノが、残り5秒でRNCを極めきり完勝
<フェザー級/5分3R>
ジョゼ・デラーノ(ブラジル)
Def.1R4分55秒by RNC
アラン・ヴィリャルバ(アルゼンチン)
ルフィのコスプレ――といっても麦わら帽子を被っているだけだが――で入場のデラーノはLFA6戦目で、これまでに4勝1敗という結果を残している。南米版=日韓戦ともいえるブラジル×アルゼンチン対決に、リオはデラーノにとって完全ホームだ。
左右にステップを踏みつつ、ジャブからワンツーで様子見のデラーノ。ジャブで前に出たヴィリャルバに対し、出入りを繰り返すデラーノがショートのコンビを見せる。遠い距離と、近距離でパンチの質を変えるデラーノはヴィリャルバのロングフックをかわして、ステップインにヒザを狙う。
笑みを浮かべたヴィリャルバが、ジャブから右を伸ばすが当たらない。デラーノはスイッチして左を当てると、ヴィリャルバのステップインからのパンチを頭を振ってかわす。それでもヴィリャルバの手数が増えると、近い距離ではパンチを被弾するシーンも。と思いきやデラーノはヴィリャルバのステップインに右から左のワンツーを合わせてクリーンノックダウンを奪う。鉄槌、パウンドの追撃から背中を見せたヴィリャルバに両足をフックし、残り5秒でRNCを極めた。
BTTの師匠ムリーロ・ブスタマンチと抱き合ったデラーノは、麦わら帽子を被って勝ち名乗りを受けた。「距離が鍵だとインタビューで言っていた通りになった。ブラジルとアルゼンチンというライバル対決は凄くプレッシャーになったけど、ゲームプラン通り戦えた。そして最後はサブミッションできた。ママ、誕生日おめでとう」と話したデラーノは、「もう前から準備はできているけど、より状況は整った。僕は最高のチームで、マスター・ムリーロ・ブスタマンチ、マスター・ヴィトー・ピメンタの指導を受けている。ダナ、ショーン・シェルビー、連絡を待っている」と言葉を続けた。