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【NEXUS34】フェザー級注目の殴る・極める柔術家ファビオ・ハラダ「KOか一本、好きなのは…KOだね」

【写真】計量直後はやつれていたハラダだが、インタビュー時には笑顔も見せた(C)Fighting NEXUS

明日18日(日)、東京都江東区のGARDEN 新木場 FACTORYで開催される株式会社ライフイン24group presents Fighting NEXUS vol.34で、ファビオハラダが宮平守太郎と対戦する。
Text by Takumi Nakamura

柔術ベースながら思い切りのいい打撃を持ち味とするハラダ。NEXUSでは横山武司に一本負けしたものの、それ以外はすべて勝利し、4勝1敗の成績を残している。NEXUSのフェザー級戦線の注目ファイターに話を訊いた。


――計量後のインタビューありがとうございます。計量を無事に終えて、少し時間も経ちましたが、今はどんな心境ですか。

「今回は減量が順調に進んだので、特に体重を落とすことが苦しくもなく、リカバリーもいい感じだよ」

――なにか減量・調整方法を変えたのですか。

「計量日から逆算して、体重を見ながら食事の量を調整していたから、いい感じに体重を落とせたよ」

――今回は約1年ぶりの試合になります。試合が空いた理由は何だったのですか。

「特に怪我があったわけではないんだけど、なかなかタイミングが合わずに試合が空いちゃったんだ。トレーニングはずっと続けていたし、仕上がりはいいよ」

――この期間で具体的にどんなところがレベルアップしていますか。

「全部だよ!ムエタイ、レスリング、フィジカル……柔術のレベルも上がっているから、前回とは全く違う自分を見せられると思う」

――基本的に練習はすべてINFIGHT JAPANでやっているのですか。

「そうだね。INFIGHT JAPANにはMMAチームと柔術チームの2つがあって、僕はその両方に出てトレーニングしているよ」

――ハラダ選手は柔術ベースですが、打撃で戦うことを好みますよね。昔から打撃が好きなのですか。

「打撃が一番好きなんじゃないかと思うぐらい打撃が好きだよ(笑)。試合では出来ないことも多いんだけど、もっともっとアグレッシブに打撃で攻めるところを見せたい」

――柔術を始めたのもMMAをやることが目的だったからなのですか。

「僕は柔術から入ってMMAを始めたわけではなくて、はじめからMMAをやりたかったんだ。実は最初にやった格闘技もムエタイで、ムエタイを何年かやったあとに柔術を知って、MMAでは柔術が必要だと思って柔術をやっていたんだ。そういう部分で柔術出身ではあるけれど、打撃で戦うことが好きなんだと思う」

――なるほど。ハラダ選手の理想のスタイル・選手は誰ですか。

「シャーウス・オリヴェイラだね。彼はすごく柔術が強いけど、打撃でガンガン行くよね。思い切り打撃でいって、仮にテイクダウンされても柔術のテクニックで相手を極める。僕はそういう戦い方が好きなんだ」

――例えばテイクダウン&トップキープして殴ってポイントを取るよりも、打撃でも寝技も試合をフィニッシュしたいですか。

「そうだね。ただKOか一本、どちらが好きかと言われたら…KOだね(笑)」

――対戦相手の宮平選手にはどんな印象がありますか。

「いくつか試合映像を見て、打撃メインでMMAをやるというよりも打撃・ボクシングが強い選手というイメージだね。僕は打撃だけじゃなくてMMAで戦うし、MMAをやったうえでKOしたい」

――今回の試合が2024年の初陣ですが、今年は何を目標に戦っていきたいですか。

「NEXUSのベルトを巻くこと、そしてRIZINだったり、レベルが高くて大きなイベントに出ていきたい」

――ハラダ選手は過去にネクサスで横山武司選手と対戦して、一本負けしています。横山選手がRIZINで活躍している姿を見て率直に悔しいですか。

「言い訳ではないんだけど、あの時は試合の一週間前に高熱を出してしまって、ずっと体調を崩していたんだ。もちろん横山選手は強かったし、彼の努力があったからこそ、ああいう活躍が出来ていると思う。でもあの時は万全な状態ではなかったから、そこはすごく悔しいよ」

――INFIGHT JAPANがある群馬では堀口恭司選手がプロデュースする「TOPBRIGHTS」も開催されました。地元・群馬でああいった大きなイベントで試合をしたいという気持ちもありますか。

「あの大会を会場で見ていたんだけど、すごく立派な会場だったし、もしオファーがあったらぜひ戦ってみたいと思う」

――それでは明日の試合に向けて意気込みをお願いします。

「この試合のためにすごく準備も練習してきました。相手のことは尊敬しているけど、つまらない試合はしたくないし、明日のためにやってきたことをすべて出して、面白い試合をします」

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