ラファエル・ドス・アンジョス「最後は柔術で勝つ」
8連勝中! ハイアンの魂を継ぐ柔術戦士。8.24 SENGOKU Light Weight Tournament 戦極“Road to GOMI”で見たい非UFCライト級強豪ファイター。現在、絶賛発売中のゴング格闘技8月号135ページで、8月にから戦極でスタートを切るライト級トーナメントに参加してほしいファイターを特集している。
【写真】既に日本を経験したラファエル・ドス・アンジョスは、12日(土・現地時間)のフューリーFCで大塚隆史と対戦する[text & photos by Matsuyama Go (GONG KAKUTOGI)
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なかでも、注目はパンクラスで既に日本を経験したラファエル・ドス・アンジョス。
ブラジルの新鋭の声をここでお届けしたい。
――アンジョス選手は、グレイシー・フュージョンの所属ですね。
「今、ホベルト・ゴルド・コヘイア先生の下で、マーシオ・ペジパーノ・クルーズ、デウソン・ペジシュンボ、ファブリシオ・モンテイロらと練習を行なっている。
昨年、亡くなったハイアン・グレイシーのTシャツをパンクラスで着用して入場したのは、グレイシー・フュージョンの礎を築き、いつも一番、先頭に立って戦ってきたハイアンの意志を伝えるためなんだ」
――もともと、格闘技を始めたのはいつですか。
「柔術を始めたのは13歳の時。黒帯はグレイシー・バッハのベロオリゾンチでもらった。MMAデビューは04年。柔術では勝てばメダルを貰えるけど、ファイトマネーがないから食べていくことができない。だからMMAに転向したんだ。今回の平山(貴一)戦は、これまでで一番見時間試合タイム(1分25秒)で勝てて嬉しい」
――スムーズな流れで、素晴らしいフィニッシュでした。
「キムラとオモプラッタで相手の左腕に足をかけて、ひっくり返してから腕十字を極めたんだ。最後の腕十字のときに、自分の足が平山の顔の前じゃなく、頭の後ろにかかっているのは、僕の足が顔に掛かるのを相手が右手で阻止してきたので、その動きを利用した。足を頭の後ろに固定して、頭で足をフックさせて極めたんだ。柔術には基本の形に加え、多くのオプションがあるんだよ」
――これでMMA12戦10勝2敗となりました。
「2敗はライト級ではなく、1階級上のウェルター級で戦った試合なんだよ」
――なるほど、純粋にライト級としては無敗ということですね。普段はどのような練習を?
「普午前中に2時間半柔術の練習を行ない、午後に2時間ボクシング、2時間レスリングの練習に費やしている。そして最後は必ず道衣を着て、柔術の練習をするんだ。最後に僕を助けるのは柔術だからね」
――今後の目標を聞かせてもらえますか。
「タカノリ・ゴミやKID・ヤマモトと戦いたい!」
Rafael Dos Anjos
1984年10月26日、ブラジル出身。柔術黒帯。MMA戦績10勝2敗。176cm、70kg。
グレイシー・フュージョン所属。