この星の格闘技を追いかける

【UFC】22日(金)発売GONG#312から。忖度無し「フランキーが大好きなんです」水垣偉弥、UFCを語る

【写真】3日から活動を始めた2021年、平田はどのような成長を見せてくれるだろうか (C)MMAPLANET

「UFCは間違いなく世界一のMMA団体です。やはり一番を見てほしいです。一番良いモノを見てもらって、そこから色々なMMAを見る際にUFCがトップにあることで、頭の中を整理して見てもらえるとMMA全般がより面白くなると思います。そしてUFCを目指している本気の選手、その戦いを見てほしいです」

22日発売のゴング格闘技#312の特集企画「MMA2021」内で、水垣偉弥が熱く語った。

独断と偏見、忖度無しのUFC上四半期の見所by 水垣偉弥から、冒頭部分を抜粋してお届けしたい。


──現役引退から1 年、UFCファイトパスの解説で舌好調の水垣さんです。今日は狙い撃ちのようにUFCの序盤戦で決定しているカードで、水垣さんが楽しみにしている試合を紹介していただき、その見所を話してもらいたいと思っています。

「ハイ、宜しくお願いします。少しでもUFCの凄さ……そうですね、面白いというよりもUFCの凄さが伝わってほしいと思っています。忖度なしで、階級も僕の見たいバンタム級、フライ級、そしてライト級に絞って、現状で決まっているカードから話させてもらおうと思います」

──22日発売なので、アブダビ時間で23日に行われるUFC257意向の大会から、独断と偏見でお願いします。

「おお、じゃあマクレガー✖ポイエーも入るということですね」

──では、そこから行きますか!

「いえ、バンタム級で話させてもらいます(笑)。どうしてもバンタム級が気になりますし、僕がバンタム級だったことを差し引いても凄まじい生き残り合戦が繰り広げられていると思います。本当に良い選手が多いですからね」

──なるほど(笑)。ではそのバンタム級からは?

「まずは2 月6日のUFN184からコリー・サンドハーゲンとフランキー・エドガーの試合ですね」

──もともと去年の1 月にフランキーのバンタム級転向初戦で組まれていたのですが、釜山大会でブライアン・オルテガが欠場となり、急遽代役出場となったので流れたカードですね。

「そうでしたね。ランキング1 位なので、僕が推すまでもないのですがサンドハーゲンは台風の目になると思っています。昨年10月のマルロン・モラエス戦の強さを見ていたら……あのモラエスをあそこまで打撃で圧倒してしまうんですよ」

──2 R1分03秒、スピニングバックキックでKO勝ちでした。

「サンドハーゲンの打撃は底が見えないです。リーチの長さを生かしつつ、テイクダウンを切るのではなく入らせない。そういう距離で戦えます。手足が長くて空間がコントロールできる。自分の打撃だけを当てることに長けています。

そこから作り、蹴りでもパンチでも左右両方で倒せる。何か絶対の武器ではなく、なんでもできるのがサンドハーゲンの強さです。組んでも、首相撲からのヒザ蹴りがありますし」

──しかし昨年6月には一つのテイクダウンから、アルジャメイン・ステーリングにRNCで一本負けを喫しています。

「アルジャメインの時は触れられて、相手の一番得意のところにハマってしまいました。ただ、あそこ以外でサンドハーゲンが負ける姿が想像できないんです。テイクダウンされても本来はスクランブルもできるし、ガードからの仕掛けもあるので」

──そんなサンドハーゲンに対し、フランキーが如何に戦うのか。

「僕、やっぱりフランキーが大好きなんです。だから『こんなフランキー・エドガーは見たくなかった』という試合になってしまいそうで……怖いです。勝ち負けでいえば、もう絶対的にサンドハーゲンで……。サンドハーゲンはUFCらしくもの凄いモノを見せてくれるはずです。

だからこそ、見ていて辛い試合になりそうで。それでもフランキーなら、何かミラクルを魅せてくれるかもしれない。そう思っています」

<この後、水垣はドミニク・クルーズ✖ケイシー・ケニーを始めジョゼ・アルド、ジミー・フリック、マイケル・チャンドラー、ジョゼフ・ベナビデスなど想い入れを語りつくした。そんな水垣のUFC愛溢れるインタビューの続きは1月22日発売のGONG312号でお楽しみください>

PR
PR

関連記事

Movie