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【Pancrase341】3階級のタイトル戦調印式 アキラ「何なら足もあります」。端貴代「格闘魂の底力」

【写真】3月31日は女子アトム&フライ、ライト級と3階級のタイトルマッチが組まれる(C)MMAPLANET

8日(木)、東京都新宿区のサンエービルで3月31日(日)に東京都立川市の立川ステージガーデンで開催されるPANCRASE 341の追加カードの記者会見及びタイトル戦調印式が2部制で行われた。
Text by Manabu Takashima

ここでは第一部に続き、アトム級クイーン・オブ・パンクラス決定戦=SARAMI✖沙弥子戦、ライト級KOPC=アキラ✖雑賀ヤン坊達也、フライ級QOPC=端貴代✖重田ホノカの3試合の調印式の模様をお届けしたい。

まず出場6選手が以下のように次回のタイトル戦に関して抱負を語った。
沙弥子
「いよいよベルトを賭けての戦いになったので、私らしいドロドロになっても関係ないファイトで、最後にベルトを巻きたいと思います」

SARAMI
「クリスマスイブに勝利して、ここに今日また呼んでもらえてとても嬉しく思っています。3月31日も勝利して、ベルトを持ってまたこうやって会見できるよう頑張りたいと思います」

重田ホノカ
「この日はベルトを獲って、全体を通しての主役になりたいと思います」

端貴代
「今回約1年振りの試合となりますが、防衛戦というのはベルトを獲ってからずっと決まっていたことなので、今回も全力をもって戦いたいと思います」

雑賀ヤン坊達也
「今回はタイトルマッチを受けてくれてアキラさん、ありがとうございます。前回の試合で初めて判定までいったんですけど、凄く疲れたんで今回は1Rで失神させてKOしてやろうかなと思っています」

アキラ
「初防衛ということで、チャンピオンの強い姿を見せられる試合をしたいと思います」

なお6選手とMMAPLANETとの質疑応答は以下の通りだ。


──沙弥子選手とSARAMI選手、ゴング格闘技の松山編集長が『この2人、3カ月で会見が3度目だよ。何も聞くことねぇよ』と言っていましたが……。逆にこの短期間で3人から1人の選手のことを集中して見てきたことはなかったかと思われます。先ほどまでお二人とも「全然印象は変わっていない」と言われていたのですが、このトーナメントを通して「こんなところがあったんだ」という発見があれば教えてください。

沙弥子 そうですね──正直、私が練習環境に困っていた時に凄く助けてくれて。練習中に体調が悪い時もすぐに気づいてくれて。本当に色々と助けてもらって、ここまで来られて。なんで、今回この決勝で戦うということは、彼女に私がここまでどれだけ成長できたのか見せられるタイミングだと思うので。私は誠意をもって彼女を倒したいと思います。

SARAMI ここ数年見てきた沙弥子選手は凄く優しくて、本当に良い人。

試合も実際にそうなんですけど、12月の試合は進化しているなっていうのは感じました。多分、充実した練習ができているんだろうなっていう印象です。ただ格闘技への向き合い方だったり、深めかたっていうところでは、まだまだ私とは比べ物にならない低い場所にいると思うので。しっかり、ずっとMMAをやってきた実力を見せて勝ちたいと思います。

──重田選手、対戦相手なので強気で行かないといけないと思うのですが、実際に26歳年上の選手との戦いです。お母さんと変わりない年齢の選手がMMAを続けて、チャンピオンでいるということに関してはどのように思っていますか(※重田のお母さんは40歳になったばかり)。

重田 …………。そうですね……。なるべくしてなっているんだろうなって思っていますけど、そこもタイミングとか色々と持っているモノが重なってなっていると思うんで。今回はそれが自分に回ってきていると思っているんで。全部もらいたいなと思っています、ハイ。

──端選手、今の質問をするともう少しリスペクトされた言葉が聞かれるかと思っていたのですが……それでも強気一点張りの彼女のことをどのように思われますか。

 そうですね。

気持ちの強さという面でいえば、私も格闘技をずっと続けてきた格闘魂の底力というか──力強さがあると思うので、何を言われても私は動じません(笑)。

──アキラ選手とヤン坊選手、会見の資料に「アキラの豪腕か、ヤン坊の右か」と書かれてあります。アキラ選手は両方なのですが、ヤン坊選手は右のみ。これはどう思われますか。

雑賀 アハハハハ。そのまんまじゃないですか(笑)。ありがとうございます(笑)。

アキラ 今のことについてですか?(笑)。

まぁ、そうですね。打撃のヤン坊選手に対して、僕がどう組むのか。そういう捉え方をしている人が多いと思いますが、打撃の部分でも全然勝っていると思うので。リーチの長さは圧倒的に負けていますが、そこを僕がどう工夫して勝つのかを見て欲しいです。

──「俺は左もあるよ」ということでしょうか。

アキラ もちろんです。何なら足もあります(笑)。

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