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【WNO22】岩本健汰、サブミッションをエスケープし続けるもRNCで一本負け。ミカに完敗─から学べること

<WNOウェルター級選手権試合/15分1R>
ミカ・ガルバォン(ブラジル)
Def.11分05秒by RNC
岩本健汰(日本)

立ちの展開から岩本が左腕を差す。離れたミカは喧嘩四つのなかでツーオンワンの岩本が右腕をも差し、左腕を差しあげてテイクダウンを狙ったところで腕十字を合わせる。右腕を取られた岩本だが、体を跨いで防御しスタンドに戻る。

スナップダウンのミカは岩本のシングルに三角絞めをセットする。腰を上げた岩本は腕十字に移行されても、体を伸ばして並行の位置を取り腕を引き抜く。ここが場外際だったため、マット中央で試合が再開されると岩本がシングルでテイクダウンする。ミカはギロチンを合わせてロールすると、マウントへ。岩本がハーフに戻すが、ワキ差しパスガードでサイドを譲ると、即マウントに戻される。

肩固め狙いのミカだが、岩本は足を戻して立ち上がる。ミカの小外を防いだ岩本がスナップダウンからダブルレッグへ。これは場外となり、試合は中央でリスタート。組み勝つ岩本のシングルレッグ、足を抜いたミカは足払いでテイクダウンを奪ってしまう。下にされた岩本は腰を畳まれ、ここからZハーフに戻す。頭を抱えに掛かるミカのアームインギロチンパスを防いだ岩本。またも場外となり、スタンドで再開に。シングルレッグでテイクダウンを決めた岩本は、即腕狙いのミカの試みを遮断してトップを取る。

ミカはここでクローズドガード、オープンになると蹴りあげていく。岩本はハーフでトップを維持。足を戻したミカの三角、オモプラッタを察知してスクランブルからスタンドに戻る。

逆転にはポジションを取ってのサブミッションが必要な岩本がローダブルレッグでテイクダウンを決めると、ミカに手首を取らせず左腕を差しにいく。ミカはオモプラッタ、スクランブルで頭を抱えてバックに回る。足をフックさせたくない岩本だが、同時にミカは首を狙う。と、RNCをセットしたミカが、観念したような岩本からタップを奪った。

「ブラジルではケンタのことはそれほど知られていないけど、戦ってみて試合前以上に彼のことを尊敬している」とミカは勝利者インタビューで話した。「良い試合で終わらせたくない」と言っていた岩本だが、良い試合という部分もサブミッションからのエスケープで完敗に。とはいえ、ここでミカに触れた経験は大きい。ADCCルールになれば、この日の経験から組み立てもできるはず。それが世界を相対した者だけが手にできる学びだ。


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