【RIZIN LANDMAKR09】Bellatorとの関係は? 榊原CEOに囲み会見で訊く「ヘルシーで建設的な関係は継続」
【写真】堀口恭司、朝倉海がUFCと契約をするのであれば、現状ではRIZINとの行き来はできないという発言も聞かれた(C)MMAPLANET
31 日(水)、東京都目黒区ウェスティンホテル東京B1「桜」で行われたRIZIN LANDMARK09の追加対戦カード発表会見。同会見終了後に恒例となっている榊原信行CEOの囲み会見が行われた。
Text by Manabu Takashima
ここではMMAPLANETの質問に対する、榊原CEOの返答をお届けしたい(要約)。
──SNSを余りチェックしないので、安西記者のようにお叱りを受けるかもしれないですが、BellatorがPFLに買収されたことで今後のクロスプロモーションや選手の派遣等に関して榊原CEOが発言されたことはありましたでしょうか。
「あったと思いますけど、実は2月の頭から米国に行ってPFL・Bellator陣営とも色々な話をしてきます。お互い建設的にBellatorとRIZINという両プロモーモンがクロスオーバーして、色んな業界のなかで起きなかったことを起こしてきたこと。それはBellator側もBellatorを買収したPFLも凄く評価していることで。ヘルシーで建設的な関係は継続しようと思っていますし、向うからもそう言われていますので前向きな話し合いを今回もしてこようと思っています」
──PFLまで触手を伸ばすということもありえますか。
「それはPFL次第じゃないですか。ただPFLとBellatorがいきなり全面対抗戦みたいなことをやっているので──相変わらず、ソフト的には分かっていないな。バカじゃないのかなと。僕だったらやらないですけど、PFLとBellatorもああいう形で混ぜるというのも唐突過ぎますよね。
PFLはPFLでリーグ戦だから年間を通じてやっていって、それとは別でBellatorはこれまでやってきた歴史のなかで海外を中心に年間8大会、10大会とやっていく。同じオーナーだけどセパレートでやっていく、それぞれの個性を磨いていくように聞いていたのが、いきなりの対抗戦ということだったので。彼らも試行錯誤している場合でない、色々と考えたうえで新しい方向転換があるのかもしれないですが、BellatorとPFLが交わるということを発表したことを受けると、PFLとRIZINがなんか対抗戦とか……そう言われてもね。
PFLとBellatorにそれぞれ誰がいるのか、よう分かっちゃいないんで。プロモーションとしての個性をそれぞれぶつけ合うことは、逆に可能性が高まったんじゃないかと思います」
──買収が選手的には統合となると、契約からこぼれてくる選手も出てくるかと思いますが、日本に合う選手を捕まえにいきたいという気持ちはありますか。
「そうですね、それはあります。UFCの訴訟問題も含めてですけど、今年は特に北米のメジャー・プロモーションと選手の契約は随分を変わると思います。レギュレーションも変わるし、中堅どころの選手たちは結構吐き出されちゃう。契約継続にならなかった可能性もあるので。いずれにしても、僕らのところにも去年の後半、PFLの発表があったぐらいから年明けも含めて、売り込みが凄いです。
やっぱりRIZINに吸収力があることって海を越えて、世界にも届いているので。RIZINでやってみたいという手をたくさん挙げていただけているので、そういう中から僕らが求めるスタイルの選手を上手く日本の市場の中に持って来られたら良いなと思っています」