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【UFN232】体重オーバーのマカパがバック奪取で疲弊、ジョンソンの猛攻から逃げ切り判定勝ち

<138ポンド契約/5分3R>
ハファエル・マカパ・エステヴァン(ブラジル)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
チャールズ・ジョンソン(米国)

ジャブから前蹴りのジョンソンが、ミドルを蹴ってからのマカパの組み狙いを切る。マカパは再度組みつき、ケージにジョンソンを押し込む。ジョンソンが逆にボディロックに取ると、マカパが豪快な払い腰を決める。足をきかせるジョンソンに対し、足をさばくマカパはスクランブルでバックへ。襷を取られたジョンソンだが、胸を合わせると逆にケージにマカパを押し込んでいく。

マカパはここも払い腰で投げると、バックを制して両足をフック。背中を伸ばされたジョンソンはマウントに移行されると足を一本戻す。肩ブリッジを潰したマカパの左のパウンドにスクランブルに出たジョンソンは再びバッククラブを取られて時間となった。

2R開始直後に低い姿勢で組みついたマカパが、シングルからボディロックにとりケージにジョンソンを押し込む。小外掛けでテイクダウンを奪ったマカパが、ここでもスクランブルのジョンソンのバックを取り両足をフックする。立ち上がったジョンソンは後方に倒れこんだマカパのパームトゥパームRNCを切り抜けたが、ボディトライアングルに捕らえられた状態が続く。足を組み替え正対させないマカパはうつ伏せになったジョンソンを殴る。

残り90秒、ついに前方にマカパを落としたジョンソンが立ち上がる。すぐに組みついたマカパはシングルからバックに回る。ジョンソンは逆にワキを潜るように背中に張りつくと、離れてボディショットを繰り出す。ダブルレッグを切ったジョンソンが、打撃で圧を掛けだしたところでラウンド終了に。

最終回、汗をレフェリーに拭かれたジョンソンがワンツーフックからパンチのラッシュをかける。マカパはシングルレッグを切られ、ボディを抉られると組みを2度、3度と切られる。それでもヒザを受けながらシングルに出たマカパだが、ボディロックをブルドックチョークで捕らえられる。懸命に頭を抜いたマカパはケージにジョンソンを押し込む。倒せなくても時間を使おうとしたマカパの狙いは、レフェリーのブレイクに阻止された。

詰めてエルボー、右ストレートを入れたジョンソンはマカパのダブルレッグを切り、首相撲からヒザをボディに見舞う。さらに離れたマカパにボディショット、右エルボーと猛攻撃を仕掛ける。足を使い、ダブルレッグを切られてもタイムアップを待つマカパは殴られながら最後にシングルからバックへ。前転のジョンソンの足関へ。抜いたマカパがトップを取りに来るのに対し、足を利かせて防ぎタイムアップを迎えた。

最初の2Rはマカパ、最終回はジョンソンはビッグラウンドとできたか。結果、ジャッジ3者とも29-28をつけ、2ポンドオーバーのマカパがデビューから連勝記録を12に伸ばした。


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