【Challengers】女子ワンナイトT出場選手が揃い踏み
13日(金・現地時間)にアリゾナ州フェニックスのダッジ・シアターで行なわれるStrikeforce Challengers。メインのジョー・リッグス×ルイス・テイラー戦以上に注目を集めている女子ウェルター級ワンナイト・トーナメント。同トーナメントに出場する4選手が公開練習を行なった。
【写真】勝者が挑戦権を手にできるベルトと、4人のトーナメント参加選手。左からカリーナ・ダム、ミーシャ・テイト、マイユ・クヤラ、赤野仁美 (C) ESTER LIN/STRIKEORCE
12日の公開計量時にトーナメント枠と試合順が決まるだけに、戦略面でなく如何に自分のスタイルを貫き通せるかが大切になってくる。加えて、勝ち星をあげても負傷をすれば決勝に進めなくなるワンナイト・トーナメント戦は、ワンマッチのMMAと一味違った戦いになることは間違いない。
ミーシャ・テイト
「彼女たち、それぞれと戦うことを想定してプランを立ててきたわ。実際、トーナメント戦はしっかりと準備をできた者が、その夜でベストの結果を残せるでしょうね。
【写真】自信満々のミーシャ・テイト。チャレンジャーズの中継でケージサイドに座っているところをカメラにぬかれるなど、知名度は一番。唯一の米国人選手とあって、ファンも彼女にサポートに回ることは間違いない (C) ESTER LIN/STRIKEORCE
食事中、息をしている時、睡眠中もずっと勝つことを考えてきた。負けるなんて、全く考えていない。誰とどう戦うかなんて関係ない。ただ勝てばいい。それが今の私の心境よ。
私が思うには、トーナメントの本命は私だわ。ネットの予想やメッセージを見ても、みんな私が勝つと思ってくれているし、これは一致した意見ね。
準決勝と決勝のインターバルが30分っていうのはベストだわ。冷静になれ、体をリカバーできる。5分か10分で気持ちを落ち着かせ、落ち着いてからウォーミングアップに入ることになるでしょうね。
去年、サラ・カウフマンと戦った10秒後から、また戦いたいと思っていたの。彼女こそ私が最も求めている相手よ」
マイユ・クヤラ
【写真】実績はトーナメント参加選手のなかで、一番下。その分、プレッシャーもなく平常心で戦いに挑めそうだ (C) ESTER LIN/STRIKEFORCE
「トーナメントは以前に戦ったことがあるから、1試合、1試合どうやって準備し戦えばいいかも経験済みよ。1日で2試合をどう戦うかも分かっているわ。
できれば打撃戦で戦いたいけど、きっとレスリングが大切な要素になると思う。他の選手は寝技が強いから、パンチを当てることができれば、スタンド戦はチャンスになるはず。
観客のみんなは、私が戦うことが大好きだってすぐに分かってくれると思う。試合を楽しみたいし、ちょっとしたトリックは用意しているけど、それは金曜日のお楽しみということで。
MMAはフィンランドでも人気が高いけど、こっちは桁が違うでしょうね。いつも多くの観客がいるから、ダッチ・シアターもそうなることを期待しているわ。こんな大きな大会に出場できるのは素晴らしいこと。戦う場所に関係なく、いつだって戦うことを楽しんでいるの」
赤野仁美
【写真】盟友・藤井が、大会前日にベラトールFCで戦う赤野仁美。得意の腕十字がフェニックスで炸裂するか (C) ESTER LIN/STRIKEFORCE
「エキサイトしつつ、リラックスしています。積極的に攻めて、イニシアチブを握って戦いたいです。
今日、他の参加選手と一同に会しましたが、みんな予想通り、素晴らしい選手たちです。凄く遣り甲斐のある戦いになると思います」(※英語のリリースを要約)
カリーナ・ダム
【写真】なぜか険しい表情ばかりの美女カリーナ・ダム。ナーバスになっているのだろうか? (C) ESTER LIN/STRIKEFORCE
「この試合のために本当に練習を積んできた。このトーナメントの勝者がベルトに挑戦できる、それこそが私の望みなの。どれだけ私にとって大切なことか、他人には分からないわ。誰とでも戦う用意はできている。あとは対戦相手が決定するのを待つだけね」
■Challengers対戦カード
<182ポンド契約/5分3R>
ジョー・リッグス(米国)
ルイス・テイラー(米国)
<ライト級/5分3R>
ライアン・クートゥアー(米国)
ルカス・スタークス(米国)
<女子ウェルター級トーナメント出場者>
ミーシャ・テイト(米国)
赤野仁美(日本)
カリーナ・ダム(ブラジル)
マイユ・クヤラ(フィンランド)
<女子ウェルター級トーナメント補欠戦/3分3R>
コリーン・シュナイダー(米国)
ルイス・カルモウチェ(米国)