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【ONE FN14】カーンがバック奪取&足を狙うも、最後に肩固めを狙ったケリーがSG世界女子アトム級王者に

【写真】涙の戴冠(C)ONE

<ONEサブミッショングラップリング世界女子アトム級(※52.2キロ)王座決定戦/10分1R>
ダニエル・ケリー(米国)
Def.3-0
ジェッサ・カーン(米国)

開始早々、ケリーが距離を詰めて、手四つからカーンをケージに押し込んでいく。カーンが跳びついたが引き込むことはできず、スタンドのままケリーがカーンの背中をケージに着けた。腕のクラッチを外したカーンが体を下げるもケリーは動じず。マットに背中を着けたカーンがケリーの左足を狙うも、ケリーがトップから座って足を抜き、再びトップに戻る。カーンは狙いを右足に切り替えてバックを狙うも、ここはケリーがすぐに立ち上がって、トップに戻るとニースライスでパスを仕掛けていく。

パスできないとみるや下になったケリーがアームドラッグへ。ここでカーンがバックマウントから四の字ロックで組んだ。右腕をケリーの首に巻き付けていく。フェイスロック気味に絞め上げたが、ここは極めることはできず。しかしカーンの背中がケージに着き、動きづらくなったところでケリーが反転してトップに回る。カーンがくぐってバックに回ろうとしたところで、ケリーがアンクルへ。さらにヒールに移行しようとすると、カーンが足を抜いた。

カーンはケリーの右足をストレートフットロックで抱えるも、下になったケリーがカーンの右腕を狙う。カーンが立ち上がると合わせてケリーも立ち上がった。またも飛びつくカーンと、スタンドのままケージに押し込むケリー。この状態が続いたためレフェリーがブレイクをかけた。再開後、ケリーがケージへドライブ。足を狙いに来たカーンを潰し、自身も足を狙うも抜かれたためトップに戻る。バックを狙いつつリバーサルに成功したカーンは、残り30秒でケリーの右足を取ってストレートフットロックへ。すぐに足を抜いたケリーが肩固めを仕掛けたところで試合終了のゴングが鳴った。

ケリーは裁定が下る前に、自身の勝利を確信したか涙ぐむ。飛びつきクローズドで組んだカーンに注意が与えられたことが響いたか、ユナニマス判定でケリーが王座を獲得した。


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