【FINISHERS OPEN14】高橋Subの冒険。FINISHERSバンタム級王座を賭けエディ・ブラボーの黒帯と対戦
【写真】今年3度目の海外での試合は、ワンマッチのタイトル戦だ (C)EBI
11月12日(日・現地時間)、ペンシルバニア州ベツレヘムにあるFinishers HQで開催されるFinishers Open14に高橋Submissionが出場し、レイ・デ・レオンとバンタム級王座を賭けて対戦することが決まった。
Text by Manabu Takashima
今年の2月に同じFinishers系の大会、Finishers Kombat04でラミロ・ヒメネスをヒールで一蹴した高橋が、同イベントのベルトを賭けて戦う。
ヒメネス戦後、4月のエメラルドシティ招待こそ飛行機のメカニカルプロブレムで出場がならなかった高橋だが、自らのプロデューサーを務めるLEVEL-Gでライト級トーナメントを開き、7月にはメキシコで開かれたコンバット柔術ワールドに挑戦するなど、唯一無二のグラップラー道を歩んでいる。
そんな高橋とベルトを賭けて戦うデ・レオンは10th Planet NYを率いるエディ・ブラボーの黒帯だ。過去にCombat JJでジェフ・リアルにOTで勝利し、リチャード・アラルコンにはRNCで敗れているが、KSAI PROやFURY PRO Grapplingなど主要なプログラップライング大会で戦っており、日本では無名といっても相当にデキることは間違いない。
過去の試合映像をチェックしても下になれば当然のようにラバーから三角絞めや腕十字、そしてハニーホールからの足関節の連係と10thePlanetのベースを完全に使いこなしている。加えて上攻めをトレンドなのか、ベースとして当たり前のように習得しているのか──IBJJF競技柔術の道着なしという動きもデ・レオンは見せている。
テイクダウンに関しては分からない部分があるが、スイープからのスクランブルやテイクダウンを仕掛けられた後の動きからも質の高いウェルラウンディッド・グラップラーといえる。高橋Subの冒険2023年下半期編、この11月にはADCCオセアニア予選も開かれるなど再び、世界で戦うJ-Grapplerが注目される1カ月となりそうだ。