【GLADIATOR023】パン・ジェヒョクとフェザー級王座決定戦、ダギースレン「1000パーセント勝つ」
【写真】モンゴルでも地方都市出身のダギースレン、体は強く、朴訥(C)DAGIISUREN CHAGNAADORJ
30日(土)大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR023にて、ダギースレン・チャグナードルジがパン・ジェヒョクとGladiatorフェザー級王座決定戦で戦う。
Text by Takumi Nakamura
3カ月前の王座決定戦トーナメント準決勝でチハヤフル・ズッキーニョスを判定で下し、決勝戦を戦う権利を手にダギースレン。所属するジムではRoad to UFC、ONE Friday Fightsと国際的な舞台で勝利する選手が続いている。師匠ジャダンバ・ナラントンガラグ譲り、拳で語るファイターは静かな口調で自信のほどを口にした。
──フェザー級王座決定戦でペン・ジェヒョクと対戦します。今の気持ちを教えてください。
「順調に仕上がっています。同時に対戦相手のことを研究して、対策も練ってきました」
──6月に日本で初めて戦い、チハヤフル・ズッキーニョス選手との激しい試合を制しました。
「組みが強くてアグレッシブな選手だったので、戦っていて楽しかったです」
──楽しかったのですね!!
「日本で初めて試合をすることでエキサイトしていた部分もありますが、強い選手と戦えて良かったです。当然、モンゴルとは状況が違うので日本に行って驚くこともたくさんありました。でも、海外で試合をしたいと思っていたので、そこに関して戸惑うとか、戦い辛いことはなかったです。それとモンゴルで戦う時とは違い、試合に集中できて戦いやすかったです」
──モンゴルで試合に集中できないのですか!!
「モンゴルで戦う時には家族や知り合いが見に来てくれます。そのことで気持ちが高まるということもありますが、日本で試合をした時はYouTubeでライブ中継があり、より多くの人が見てくれるということで、緊張しました。ただ、よりグレードの高い環境で試合をしているということで気持ちも高まりました。
試合に関しては、高度が低いところで初めて戦って、モンゴルで戦う時のように疲れないということを強く感じました」
──そこはテムーレンも言っていますし、共通しているのですね。
「ハイ。試合後は映像を視て、ナラントンガラグ先生と課題を見つけて、次の試合に生かそうと話してきました」
──その課題とは、どういう点だったのですか。
「チハヤフル選手との試合でいえば、彼は寝技での変化が凄く速かったです。自分もあのような動きができないかと思い、先生とも話をしました。ただ今回の試合の相手は立ち技主体の選手なので、6月の試合の反省も踏まえて切り替えを早くできるようにしたいです」
──ではバン・ジェヒョクの印象を改めて教えてください。
「過去の試合映像も見て、一言でいえば立ち技、レスリングが非常に強い選手です。戦略を立てて試合の準備をしています」
──バン・ジェヒョクに対して、自分のアドバンテージはどこだと考えていますか。
「経験値でいえば、彼の方が上です。ただし自分の方が力、スタミナ、打撃、レスリング、寝技で上回っています」
──シャンダスMMAではニャムジャルガル・トゥメンデムベレルがRoad to UFCで勝利し、ONE FFではエンフォルギル・バートルフーが勝利しています。ジムも勢いづいているのではないですか。
「凄く雰囲気は良いです。2人以外にもタイで行われたアマチュアのMMAアジア大会でもジムの選手が優勝しています。強い選手も揃っていて、凄く良い感じです。今回の試合に向けて戦略を立て、どのように実行していくのか。そこに集中しており、しっかりと対策練習をすることができています」
──テムーレンのイケイケな感じと、ダギースレンの朴訥な様子は対照的ですね(笑)。
「自分としては相手があってのスポーツ、戦いです。対戦相手にトラッシュトークを仕掛けて煽りということは、自分は好きではないです。それはやはり、ナラントンガラグ先生に影響を受けているからだと思います。普段の姿勢、性格……先生はトラッシュトークをする時間があれば、練習をする人です。自分の姿勢を試合で見せていた先生の影響を大きく受けています」
──なるほど。ではタイトル戦、どのような試合を見せたいと思っていますか。
「今回の試合で絶対にチャンピオンになるために、厳しい練習をしています。勝つ自信は200パーセント、いやそれ以上です。1000パーセント、自分が勝ちます。バン・ジェヒョク選手にとって自分は、これまで戦ってきた相手とは比較にならないほど強いです。そういう選手と戦うことになるので、覚悟を持って向かってきてほしいです。そして激しい試合をファンの皆さんに見せたいと思っています」
■視聴方法(予定)
9月30日(土)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル
■ Gladiator023対戦カード
<フライ級/5分2R>
宮川日向(日本)
坪内一将(日本)
<フライ級/5分2R>
陸虎(日本)
古賀珠楠(日本)
<ストロー級/5分2R>
澤田政輝(日本)
三輪勇気(日本)
<フェザー級/5分2R>
水野翔(日本)
野口蒼太(日本)
<ライト級/5分2R>
秋岡翔(日本)
磯嶋祥蔵(日本)
<Gladiatorバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者]テムーレン・アルギルマー(モンゴル)
[挑戦者]竹本啓哉(日本)
<Gladiatorフェザー級王座決定T決勝/5分3R>
パン・ジェヒョク(韓国)
ダギースレン・チャグナードルジ(モンゴル)
<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級暫定王座決定T決勝/5分3R>
森戸新士(日本)
世羅智茂(日本)
<フェザー級/5分3R>
河名マスト(日本)
ユン・ダウォン(韓国)
<フェザー級/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス(日本)
ハンセン玲雄(日本)
<ミドル級/5分3R>
藤井章太(日本)
イ・イサク(韓国)
<ライト級/5分3R>
八木敬志(日本)
エフェヴィガ雄志(日本)
<Progressフォークスタイルグラップリング60キロ契約/5分2R>
NavE(日本)
前田吉朗(日本)
<バンタム級/5分3R>
藤原克也(日本)
川北晏生(日本)
<フライ級/5分2R>
和田教良(日本)
梅川毒一郎(日本)
<フェザー級/5分2R>
桑本征希(日本)
高木亮(日本)
<ウェルター級/5分2R>
森井翼(日本)
阿部光太(日本)
<バンタム級/5分2R>
エダ塾長こうすけ(日本)
宮口龍鳳(日本)
<バンタム級/5分2R>
吉田開威(日本)
空(日本)
<バンタム級/5分2R>
南友之輔(日本)
小松祐貴(日本)
<アマ・フライ級/3分2R>
向井琉綺弥(日本)
伊藤琥大郎(日本)