【Shooto2023#06】キム・ウンスの強い右をかわしてTD、さらにヒジ打ちを見せた岩﨑が大差判定勝ち
<ミドル級/5分3R>
岩﨑大河(日本)
Def.30-26.30-27.30-27.
キム・ウンス(韓国)
キム・ウンスが右ストレートと右フックを繰り出す。距離が近くなったところで岩﨑が組みつき、ボディロックでケージに押し込む。キム・ウンスはケージを背にしながら左ヒザをボディに突き刺す。岩﨑が足払いで左に倒すもテイクダウンができる。そのまま両脇を差し上げてケージに押し込み、ヒザとカカト蹴りで削っていく。離れたキム・ウンスが岩﨑の蹴りに右ストレートを合わせる。
岩﨑の左前蹴りを払ったキム・ウンスに対し、岩﨑は組んでから両腕を差し上げてドライブする。岩﨑の腰を押して離れたキム・ウンスだが、一気に距離を詰めた岩﨑が左ヒジを当てながらクリーンテイクダウンを奪い、マウントまで移行する。さらにバックマウントを狙う岩﨑、キム・ウンスは右腕を岩﨑の右ヒザ裏につけている。キム・ウンスが振り落とそうとしたところで、岩﨑は左腕に腕十字を仕掛けつつ、後ろ三角で捕えた。頭を抜いて立ち上がるキム・ウンスは、再びグラウンドに持ち込まれるも、ギロチンからリバーサルに成功した。
2R、岩﨑が左ミドルを2発。キム・ウンスが右フックから組みつき、右腕を差し上げて岩﨑をケージに押し込む。差し返した岩﨑がキム・ウンスを押し込み返す。キム・ウンスの足払いを耐えた岩﨑は、さらに内股でバランスを崩すも、体勢を立て直して反対に足払いで尻もちを着かせた。両者が立ち上がり、岩﨑がキム・ウンスをケージに押し込む。小外刈りで崩した岩﨑は、バックを狙いながらキム・ウンスのボディに左ヒザを突き刺す。
ヒザを着いたキム・ウンスに対し左足を差し入れた岩﨑が、バックからコツコツとパンチを入れていく。キム・ウンスを寝かせると左のパンチとヒジを叩き込む岩﨑。キム・ウンスは後頭部への打撃だとアピールするがレフェリーは止めず。岩﨑がパンチとヒジを連打すると、キム・ウンスは明らかに疲労の表情を浮かべる。残り10秒で岩﨑が三角から四の字ロックに移り、鉄槌を落とし続けた。
最終回、岩﨑が左ハイと左ローを散らす。右前蹴りに右フックを合わされたが、蹴りで距離を取る。キム・ウンスが右フックを振ろうとしたところで岩﨑は組みついてケージに押し込んだ。キム・ウンスの投げを耐えた岩﨑は、右ヒジを打ち込みながら離れる。岩﨑は左ミドルハイを放ってサークリングする。キム・ウンスの右が岩﨑の顔面をかすめるも、組みついて凌ぐ。
ケージ際で両腕を差し上げている岩﨑は、キム・ウンスが顔を起こすとヒジを放っていく。さらにケージに押し込む岩﨑の右ヒジが、キム・ウンスの顔面を捕えた。ケージ中央で岩﨑の右前蹴りがキム・ウンスの下腹部に当たり、試合が中断される。再開後、岩﨑はサークリングしながら左ハイを見せた。キム・ウンスの右をかわして組んだ岩﨑が、クリーンテイクダウンこそ奪えなかったものの組み勝った。
ジャッジ1名が4ポイント差をつける判定で勝利した岩崎は「僕が修斗も空道もパラエストラも背負って戦います!」と宣言した。