【UFN227】全局面で圧倒、キヌットソンが大差の判定勝利でUFCデビューを飾る
<女子ストロー級/5分3R>
ジョセフィン・キヌットソン(スウェーデン)
Def.3-0:30-24.30-25.30-27
マーニック・マン(米国)
サウスポーのマンに対し、キヌットソンが右の前蹴りと右ストレート。マンが組みつこうとすると、距離を作ってヒザ蹴り。マンがシングルレッグで組みつくと頭を潰してボディにヒザ蹴り、側頭部にパンチを落とす。
距離が離れると、キヌットソンはマンが前に出てくるところに右ストレートを合わせ、さらにヒザ蹴り。マンの投げを潰し、ハーフガードでトップキープする。
しっかり上体を固めるキヌットソンはパスガードに成功し、マンの身体をまたいでマウントへ。しがみつくマンにヒジを入れ、残り10秒を切ると、身体を起こしてパンチを落とした。
2R、キヌットソンが左を見せてインロー。続く右ミドルをキャッチされるが、ケージを背にしてマンのテイクダウンを阻止。マンのボディにヒザ蹴り、離れ際に左ハイを蹴る。
打撃の圧力で勝るキヌットソンは右のテンカオ(ヒザ蹴り)を突き刺し、右ストレート、右ハイ。ケージを背負うマンにワンツーから右ミドル、右のスーパーマンパンチを放つ。
距離が詰まって組みの展開になると、キヌットソンがマンをケージに押し込んで左ヒジ。一旦離れるとマンの蹴りをスウェーでかわし、すぐにワンツーを打ち込む。
ここからキヌットソンは右ストレートから左フック、右の前蹴りからワンツー。再びマンをケージへ押し込むと、ボディロックからテイクダウンも奪い、再びマウントをとってパンチを連打する。
3R、キヌットソンはマンのスピニングバックフィストをかわすと、お返しと言わんばかりにスピニングバックエルボーを当てる。
キヌットソンはパンチのプレッシャーをかけてインロー。マンも右フックを返すが、キヌットソンが右ストレートを当て、右のヒザ蹴りから組みつく。
キヌットソンは2Rに続いてテイクダウンし、ハーフガードからパンチとヒジを落とす。マンが背中を見せて立ち上がるも、すぐにテイクダウンして体を起こしてヒジ。最後はマンの立ち際にバックを取ってRNCを仕掛けた。
フィニッシュこそできなかったものおキヌットソンが大差の判定勝利。見事にUFCデビューを飾ったキヌットソンは「またラスベガスに来て、UFCの一員になって夢がかなった。コンテンダーシリーズを終え、家に戻るとUFCから連絡がありイエスしか答えはなかったわ。今日は……言い訳じゃないけど、肩に問題があってレスリングゲームに疲れてしまったの」と試合を振り返った。