【DWCS S07Ep06】鮮やかな対角線コンビ&右ロー、ジアン・マツモトが判定勝利で無傷の14連勝
<バンタム級/5分3R>
ジアン・マツモト(ブラジル)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
ケイシー・タナー(米国)
タナーがジャブをついて右ロー。マツモトもジャブと右ローを返し、タナーのジャブに右フックをかぶせる。タナーは細かくステップしてジャブを突き、マツモトはパンチをまとめて右ローにつなげる。
互いにパンチと右ローで打ち合うなか、徐々にマツモトの右ローの数が増え、そこから右ハイキック。前に歩くようなワンツーを繰り出す。組みついたタナーはマツモトをケージに押し込むが、マツモトは首相撲も使ってテイクダウンを許さない。
距離が離れるとマツモトはステップを使いながら左フックと右ロー。今度はマツモトが組みついてケージへ押し込み、タナーが態勢を入れ替えるとマツモトはヒジを打ち込んだ。
2R、マツモトはタナーの右ローをキャッチして右ストレートからパンチをまとめる。さらにワンツーから強烈な右ローにつなげる。
タナーは距離を積めて左ボディから左フック、接近戦での打ち合いに持ち込む。マツモトはサークリングして右ローとヒザ蹴り、左フックを返す。タナーが右ストレート、ダブルレッグで組みつく。
ケージに押し込むタナーだが、マツモトが態勢を入れ替えてヒザ蹴りを入れて離れる。プレッシャーをかけてヒジ、ワンツー、左ミドルを蹴るタナー。マツモトもガードを上げて右ロー、左ミドルを返す。
お互いにパンチとローを交互に出すキックボクシングのような展開が続き、タナーがダブルレッグでテイクダウンを奪う。マツモトを寝かせてトップキープするタナーだが、マツモトはタナーの身体を蹴って立ち上がる。
タナーが距離を詰めると、マツモトはケージを背負いながらヒザとヒジ。タナーも左フックを打ち込む。
3R、マツモトはジャブと右ロー、タナーはボディブローからパンチをまとめる。距離が詰まるとマツモトは首相撲からヒザ蹴り。タナーはダブルレッグからテイクダウンを狙うが、マツモトは倒れない。
マツモトは左フックを当てると右アッパー、ワンツーとパンチの手数を増やす。前に出るマツモトがジャブから右ストレート、左ミドル、ワンツーからヒザ蹴り。
残り1分30秒すぎ、組みついたタナーが右脇を差し上げ、左手でマツモトの右ひざをとってテイクダウンし、ハーフガードでトップキープする。マツモトがクローズドガードに戻すと、タナーはパンチとヒジ打ち。
マツモトもギロチンを狙いながら、タナ―の身体を足で浮かせて立ち上がる。最後はケージ際でパンチの打ち合いとなり、試合終了となった。
判定は3-0でマツモトが勝利。プロ戦績を14戦14勝とした。