【UFC ESPN49】鉄亀パク・ジュンヨン、ボディを効かせてダウンを奪うやデュラエフをRNC葬=4連勝達成
<ミドル級/5分3R>
パク・ジュンヨン(韓国)
Def.2R4分45秒by RNC
アルベルト・デュラエフ(ロシア)
UFC4連勝に2度目の王手、パク・ジュンヨンはロシア人を相手に掛け率優勢だ。デュラエフのカーフに反応したパク・ジュンヨンが、ジャブを伸ばす。そこからワンツーで前に出るパク・ジュンヨンに、デュラエフは左フックを振るう。続いて左ボディフック、右ローを蹴ったデュラエフとの距離を詰めるパク・ジュンヨンがジャブを当てる。デュラエフも左ストレートアッパー、左ボディから右を打っていく。
頭が当たったというアピールを流されたパク・ジュンヨンは、一瞬集中力を失ったか。それでも気を取り直し前に出るところに、デュラエフがワンツーを決める。デュラエフはワンツーを打たれても、構わず右を返す。最低限の動きで、効果を得るファイトを貫くパク・ジュンヨンだが、姿勢を乱して下がるのは印象点としてマイナスだ。と、左ミドルをキャッチして組んだパク・ジュンヨンは、ケージに押し込んだ状態でギロチンをセットして、引き込む。かなりエネルギーを使った絞めたが、ラウンド終了となった。
2R、左ボディフックを決めたデュラエフだが、息が荒くなっている。パク・ジュンヨンはダブルレッグで倒されると、即ケージ際に移行する。アンクルピックで尻をつかせ、立たせないデュラエフは、足を束ねてバックを伺う。背中を譲った立ち上がったパク・ジュンヨン、デュラエフは自ら距離を取り直した。
前に出るパク・ジュンヨンは右フックを打たれるが、それでも前に出てジャブから右を打ち込む。デュラエフも右を返すが、ここからパク・ジュンヨンのパンチの回転が早まり、左ボディを2度効かせると、右エルボーから左フックでダウンを奪う。すかさずバックを制し、足をフックしたパク・ジュンヨンが背中を伸ばして殴るとRNCへ。パームトゥパームも、グリップを解いたパク・ジュンヨンが、後ろから殴り再び腹ばいにさせる。上体を起こして座ろうとしたデュラエフは、前方に押し潰されながら取られたRNグリップのチョークを耐えることはできなかった。
オクタゴン4連勝、UFC戦績を7勝2敗としたパク・ジュンヨンは「練習してきた通りの試合ができました。テイクダウンディフェンスと打撃の練習を積んできました」と話し、笑顔を浮かべた。