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【UFC290】初回にTDからバックマウント許したリビヴィクスが、打撃とTDの真っ向勝負でカークを下す

<ライト級/5分3R>
エステバン・リビヴィクス(アルゼンチン)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
カムエラ・カーク(米国)

リビヴィクス右カーフ、左リードフックをかわしたカークが、組んでダブルレッグ&小外刈りでテイクダウンを決める。ハーフで抑えたカークはワキ差しパスへ。ここでリビヴィクスのブリッジのカウンターに、カークがバックに回る。左腕を喉下に入れパームトゥパームのカークは、リビヴィクスが手首を掴んで防御すると、腕を変えて絞めの機会を伺う。

カークはパンチに切り替え、アゴの上からチョークを狙う。半身になりつつ耐えるリビヴィクスは、腹ばいにされるがすぐに上を向きなおす。残り1分、バックポジションを返すことはできないが絞めだけ許さないリビヴィクスに対し、カークはマウントに移行し肩固めも即ラウンド終了となった。

2R、スイッチして左ハイ、そして右カーフを蹴ったリビヴィクスが圧を掛ける。ワンツーで右を当てたカークは右カーフもリビヴィクスが右ハイからパンチをまとめる。カークはインローを続け、右ストレート。リビヴィクスもカウンターを当て、カークがボディストレートを返す。リビヴィクスはハイをかわされるが、そのまま組んでテイクダウン。下になったカークはハイガードへ。リビヴィクスが嫌がってスタンドに戻ると、そのまま追ったカークが右ミドルを蹴り込んだ。

ワンツーからスリーのリビヴィクスにシングルに入ったカーク、倒せないとみて離れ即ダブルレッグへ。これも切ったリビヴィクスがエルボー、ここからの打撃戦でカークが左フック、リビヴィクスは殴られても左ショートをカウンターでいれる。ならばと腹を殴ったカークだが、顔面にパンチを連打され首相撲へ。リビヴィクスはボディを入れて離れると、勢いのあるワンツーフックでダウンを奪う。

直ぐに立ち上がったカークは、足がもつれており勢いで下にされるや、強烈な勢いのパウンドを被弾する。リビヴィクスはエルボーを入れ、足をきかせるタークに対してスタンドに戻る。右に右を合わされ、尻もちをついたカークは立ち上がって果敢にパンチを振るったが、強烈なフックにケージに詰まって左右の連打を受け続け、懸命に間合いを取り直したところで時間に救われた。

最終回、リビヴィクスの左が急所に入り試合が中断。再開後、ショートフックから蹴りを織り交ぜるリビヴィクスはスイッチを織り交ぜ、ダブルレッグを切る。左ハイを被弾しそうになりながら、直後に組んでテイクダウンを決めたカークがハーフで抑える。ブリッジを潰してマウント狙いのカークは、リビヴィクスが足をすくいにきても腰を下げてトップをキープする。

ケージ際まで移動したリビヴィクスは、背中を譲りつつ立ち上がって打撃の間合いと取り直す。ダブルレッグを切られ、ワンツーを被弾したカークがさらに右ボディで殴られる。ハイキックから右ストレートをヒットさせたリビヴィクスが、ダブルレッグでテイクダウンを取られも即スクランブルへ。カークの必死のクリンチにも離れたリビヴィクスが、ボディから顔面とパンチを決める。シングルレッグを切ったリビヴィクスが右ミドル、左を当てて続くシングルレッグを防ぐと、そのままサイドバックで鉄槌を続ける。リビヴィクスのキムラを利して、トップを取ったカークだが、スクランブルに持ち込まれる。リビヴィクスは逆にダブルレッグを仕掛け、最後は離れてパンチの交換でタイムアップに。

結果はテイクダウンを許しながらも、勢いのあるパンチを入れたリビヴィクスが3-0の判定勝ちを手にした。

「初回を眠っていたけど、2Rから目が覚めて打撃で攻めた。グラウンドも練習仲間のお陰で凄く成長している」と勝者は話した。


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