【UFC ESPN48】要所を締めたファイトで、モラレスがグリフィンから判定勝ち。キャリア15連勝を達成
<ウェルター級/5分5R>
マイケル・モラレス(エクアドル)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
マックス・グリフィン(米国)
開始直後に右をヒットさせたグリフィン。モラレスは左を伸ばし、間合いを取る。フィジカルで上回り、リーチもあるモラレスは左ジャブの差し合いから、左インローを蹴る。グリフィンは右ボディを見せ、右ローから飛び込んでワンツーを繰り出す。左の跳びヒザを放ったモラレスだが、この際に足刀が急所に当たる。グリフィンは続行を自らアピールしてダブルレッグへ。モラレスは切り、離れたグリフィンが再度ダブルレッグからシングルでケージに押し込む。ケージを背負ったモラレスが左ヒザを顔面に届かせ、態勢を入れかえつつ離れるとスーパーマンパンチを狙った。この後も間合いの取り合い、主導権争いのスタンド戦が続いた。
2R、左を当て距離を詰めたモラレスがヒザ蹴り、さらに右をクリーンヒットする。下がったグリフィンも右フックを振るうが、モラレスのフックを被弾して下がる。モラレスは一旦間合いを取り直し、グリフィンの動きを伺う。ジャブを入れ、左ハイにも右を合わせて行くモラレスが右のロングから前に。ここはグリフィンが回ってかわした。グリンフィンはワンツーにダブルレッグも、モラレスはスイッチから離れる。ステップジャブで圧を掛けるモラレスは右を逆に被弾したが、逆にこれでエンジンに火がついたようにパンチに力のあるパンチがグリフィンを襲う。と、クリンチからのヒザがグリフィンの急所に入り試合が中断。再開後、左ハイを狙ったグリフィンに対し、モラレスは右腕を挙げて威嚇した。
最終回、グリフィンが右フックを当てるが、モラレスが落ち着いてジャブから右を振るっていく。グリフィンもハイ、続いてダブルレッグを揺さぶるが、バランスを崩して下がったところで跳びヒザを受けそうになる。ケージを蹴ったモラレスのスーパーマンパンチのタイミングで組んだグリフィンがバックに回る。一度は尻もちをつかせたグリフィンだったが、モラレスは直ぐに立ち上がってスイッチでバックに回る。
残り2分30秒、試合は打撃の間合いに戻りグリフィンはオーバーハンドから、ダブルレッグへ。切ったモラレスは跳びヒザ、右ローでグリフィンが姿勢を乱す。息を大きく吸い込んだモラレスがワンツー、続く跳びヒザはグリフィンがサークリングでかわす。マネージメントファイトに切り替えたモラレスは、グリフィンのテイクダウン狙いをボディロックで切り返し、トップでタイムアップを迎えた。
結果、3-0 の判定勝ちを収めたモラレスはデビュー以来の連勝を15に伸ばしUFCでも3連勝とした。