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Overlooked【UFC FPI04】OT狙い??のヴァグネウ・ホシャ、OTでニックロッドにRNCで敗れる

速報で追い切れなかった試合をお伝えする──帳尻合わせ試合レポート。

ここでは6月29日(木・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APECで開催されたUFC FPI04から、無差別級T準決勝=ニッキー・ロドリゲス✖ヴァグネウ・ホシャの一戦の模様をお届けしたい。

<無差別級T準決勝/8分1R>
ニッキー・ロドリゲス(米国)
Def. OT 2nd term by RNC
ヴァグネウ・ホシャ(ブラジル)

30秒で両ヒザ立ちとなったニックロッドだが、すぐに立ちあがる。これは寝技とは認められず、1分が経過したところでゲットダウンが命じられ、ニックロッドがトップを選択する。ホシャはバタフライ&ダブルアンダーフックを続け、両ワキを差したままクローズドガードを取る。フックを解いたニックロッドは、ホシャの蹴り上げにスタンドに戻る──そして、2度のゲットダウンへ。

今度はホシャがトップをチョイする。すぐにスクランブルを狙ったニックロッドをがぶろうとしたホシャだが、逆にアームドラッグを仕掛けられて離れる。座ったニックロッドに頭から飛び込んだホシャは、笑顔を見せてスタンドに戻る。追ったニックロッドは、残り3分20秒で座るが、いつでも立ち上がる準備をしておりホシャも寝技には転じない。

柔術競技に対し、オフェンスの意識がディフェンスの意識より高まるというのがEBIルールの本質だが、明らかにこの試合は防御重視の展開が続く。ついにはニックロッドに膠着誘発の指導が入り、強制的にバタフライガードを取らされる。ニックロッドはここで即レッスルアップから、アームドラッグ&ダブルレッグでリバーサルを決める。

懸命に蹴り上げ、スペースを創ろうとするホシャは足回しからニックロッドの足まで蹴っていく。残り、15秒──恐らくはホシャが勝負を賭けていたであろうOTに突入した。

しかし、ホシャのシートベルトの組手争いから、駆け引きが始まったOTはセカンドタームでアゴの上からRNCを極めたニックロッドが制した。


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